2223 起業に成功する要件は?

起業から3年未満で倒産する会社は、
当初計画した事業が波に乗らずに廃業してし
まうケースが多いのです。 
また、起業当初用意していた”資金”が底を
ついたり、安易に事業を拡大したり、
雇用を増やしたことが原因になっている。
故に3年後に生き残る会社は、事業内容が
安定し、その後も存続する確率が高くなって
くる。
APA創業者故元谷外志雄氏は、
「 商人にとって大切で、身につけなければ
ならないことは、心理学統計学だよ  」

人間の心理、感情、行動を知ることと、経営
環境の分析で「何が必要で何が不要か」が
明確になってくる。
人の特性や能力、相性を把握し、人材を適材
適所に配置し、営業成績を伸ばしていくには
必須です。

私が、日創研の企業内インストラクター養成
コースで学んだ交流分析「幸せの心理学」で
は、
「個々の性格分析」「リーダーシップ向上」
「集団生活での人間関係促進」など、
心理学を通して経営に不可欠な要件を学んだ

2222 幸せな人生 「このまま働き続けるのか、起業するのか?」

人生の夢・ビジョンを明確なものにするには、
何を目標にしたらいいのか? 最初の課題は
「どうしたら、自分に合う仕事に出会えるの
か?」
適性を大事にしたい気持ちはよく分かります


「自分に合うか」よりも「自分がやってみた
」と思うかどうかが大事になってくる。
働き続けるためには「情熱が持てる仕事なの
か、やりがいがあるか」もポイントになりま
す。
将来も今の勤め先で働き続けるのか、それと
も起業するのかで、その後の人生が大きく変
わってくる。
個々の人生観や生き方、価値観により
いったい自分はどんな人生を歩みたいのか
?」、自らの夢を大切にしてほしいのです。

何歳の時に起業するのか?
起業後、揺るぎない経営基盤を確立するのに
十年はかかります・・

私の場合は、銀行員の兄のアドバイスで
「起業するなら30代までに・・40歳を
過ぎてからの起業は難しい」と助言され、
38歳の時脱サラして、新しい人生に踏み出
した。
将来独立を望むなら、まずしっかりした会社
に就職し、ビジネス手法や組織運営、市場開
拓、人材の育成などをしっかり学んでおきま
す。
そうした経験を積んだ後に起業するのが、
成功へのポイントになります。

また起業する際に、経営者として自分の弱い
部分・・例えば財務に疎いなら、お金の流れ
や組織づくりの分かる人を、経営に参画させ
ることが、成功への大きな要件になります。

2210 怒りの感情をコントロールする6秒

上層部から大幅に引き上げられた月間の売上
目標。どうやって達成するか・・
営業方針などを話し合う会議の場で、
部下の無責任な発言に・・
「文句があるなら代案を出せ!」男性部長は会議中、
部下の言動に怒りを抑えきれず、思わず机を
激しく叩き、つかみかかった。
間を置いて部屋に戻った部長は部下に
陳謝した。
以後、首の痛みや手足のしびれを訴えた部下は
うつ病などの診断を手に、1ケ月後に退職。
部長と会社を相手取って、暴行で心身を傷付け
られたとして訴え、請求された賠償額は
1億4千万円。
これまで暴力はおろか、社内で人とのもめごと
1度もなかった部長・・部下に軽んじられた
とついカッとなって手を上げた。

部下の代理人に「机を強く叩くこと自体、
パワハラと思わなかったのか」と問われ、
「同い年の部下とのケンカと思っていた」と
釈明した。
ストレス社会に生きる管理職に欠かせないのが
自身の怒りの感情をコントロールする力だ・・
イラッとしたら・・
心の中で6秒数え、怒りのピークが通り
     過ぎるのを待つ

部長が怒りを6秒間飲み込んでいれば、
争いごとは起きなかっただろう。
”沸騰”した感情をいかに鎮めるか・・

ストレス社会の真っ只中にいる現代の管理職・・
仕事だけでなく自分自身をマネジメントする
能力が求められるのです。

1部上場企業で10年間中間管理職をしていた
私・・上層部からの厳しい目標達成要求に、
ストレスと苦労の連続だった。
その経験から、
人ごととは思えない、身につまされる事例です。