2278 どこまで進むAIの進化

2278 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「どこまで進むAIの進化」

AI
の進化はどこまで進み、私たちの生活に
どんな変化をもたらすのだろうか・・

近い将来、AIは人間より優れた知能を持つ
ようになる。人間の寿命は短い・・その間に
AI情報を全て学び取ることは不可能だ。
1000個のAIがそれぞれ別の情報を学習
し、共有することで全てを学ぶことができる。

人間を上回る知能を持つAIが、早ければ
5年、遅くとも10年後には誕生するだろう。
10年後の2030年代半ばに、AIはどこ
まで進化しているだろうか?

AIを搭載したロボットが、洗濯、部屋の
掃除・整理整頓をやるようになる。
1億人の患者の診療データーを学習した
AI医師に診てもらう。AIによる手術の
成功率も高まるだろう。

教育に於いても、個々の学力に合わせて学習
方法を変える「教育の個人化」が普通になる。
又、AIは簡単な指示で仕事をこなし、
人手不足に大きく貢献し、様々な課題に応え
るようになる。

10年後には人間を超える知能を持つ「AGI
によって、科学的発見が続出し、医療、環境、
食料などの様々な分野で、人類が抱える問題
を解決していくだろう。

AIを制御しながら、科学技術を発展させる
ことができるだろうか?
人工知能(ASI)が実現すると、人間が
AIをコントロールできなくなる恐れが生じ
るのでは・・

2277 超高度な知能を手にしたAIの行き先は?

2277 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「超高度な知能を手にしたAI の行き先は?」
AI 開発企業がビジネスを優先し、安全が
おろそかになることへの懸念が拭えない。

AI が全ての人々の生活をよりよくすること
を期待しているが、心配なのは悪い結果を
もたらす可能性もあるということです。
大量の情報を効率的に処理できる生成AI を
導入すれば、複雑な課題を瞬時に処理できる

NHK早碁の対局で、相手棋士が考え抜いて
指した1手に、A I は瞬時に次の最適一手を
テレビ画面上に表示し、教えてくれる。


複数の売り手と買い手の交渉を、AI に任
せて利益を競わせた。
取引不成立の際には、保険金で補う仕組みを
導入したところ、AI はその仕組を悪用する
共謀相手を見つけ出し、不当に保険金を得た
また、複数のAI に販売価格を競わせた実験
では、 互いの利益を最大化するために、
AI 同士が意図したわけでもないのに、
談合したかのような価格設定になった。

生成AI は、膨大なデーターから特徴的な
要件を抜き出して、学習する傾向がある。
その結果、AI が作成するデーターに偏りが
生じ、繰り返し学習すると、最後には現実と
かけ離れてしまう。

AI が目標を達成することだけを考えれば、
人間の目を盗んで不正を犯す手段を選ぶ
危険性もある。
AI の活動が、社会の規範を逸脱していない
かを確認するために、AI が使われるだろう

                              読売新聞「生成A I 考」

2276 人間の頭脳を超えるAIロボットが誕生したら

2276 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「人間の頭脳を超えるAI ロボットが誕生したら」

私たちのパートナーとして急速に進化を続け
、生成A I という”頭脳”を手に入れた
ロボットは「ドラえもん」や「鉄腕アトム」
のように、近い将来人間を超越したA I
ロボットに成長することが考えられる。

高度な知能を手に入れたA I ロボットに、
「環境問題を解決せよ」と指示を出したら
AI ロボットは、人間は地球を汚したり
破壊したりする邪悪な存在と判断し、
人類を排除し淘汰しようと動き出すかも・・

倫理観や善悪の基準を持たないAI ロボット
、人類に危害を加える行動をすることが、
最大の成果と判断するかもしれない・・

自動車部品大手のデンソーは、生成AIを
搭載したアーム型ロボットの実証実験を、
名古屋市の土産店で行った。
売り場に設置されたロボットが客に語りかけ
、会話の内容に応じてお酒やお菓子など、
お薦めの土産物を選びアームで客に手渡す。

「名古屋へは観光で?」「どなたへのお土産
ですか?」・・雑談の中から臨機応変に商品
を選んでいく様子を見て、開発担当者は
「接客だけでなく、子どもの見守りや介護
などにも応用できるのでは」と期待する。

A Iロボットは、道具としての域を超え、
私たちのパートナーとして、急速な進化を
続けているのです。

                          読売新聞「生成A I 考」