2220 夏場の体調不良を予防するには

7月下旬、34度を超える極暑で寝苦しい
日が続いている。予報では北陸の梅雨明けは
8月1日で、例年より梅雨明けは遅い。
 

夏の始まりには、頭痛や関節の痛み、めまい
倦怠感など、様々な体調不良に悩まされる。
こうした体調不良の原因には大きく3つある。
1つは「自律神経のバランスの乱れ」
自律神経には交感神経と副交感神経があり
それぞれ異なる働きをしながら、健康な状態
を保っている。
寒い時には、交感神経が皮膚表面の血管を
収縮させて、体温を逃さないようにし、熱い
ときには、副交感神経が血管を拡張させて熱
を逃がす。

熱帯夜が続き寝不足になると、自律神経に
負荷が
かかり、バランスを崩してしまう。
2つ目の要因は「心理的ストレス」
猛烈な暑さの中外出すると、脳内で作られる
神経伝達物質の量が減り、気分が落ち込み、

倦怠感に襲われる。

こうした不調に陥りやすい人は、体の中の
一部に水分が偏り集まる体質で・・車酔いす
る人、夕方にむくむ人などが陥る。
例えば、内耳のリンパ液が過剰にたまると、
めまいを起こす。

自律神経の乱れを防ぐには、規則正しい生活
、十分な睡眠、軽い運動などが不可欠です。
また、夏に向かって行いたいのが、暑さに体
を徐々に慣れさせ、暑さに強くなることです。

私の場合は炎天下のゴルフ・・体中から汗が
吹き出し、9ホール終わるころにはタオルは
ぐっしょり。
汗をたっぷりかく運動で、効率的に体熱を逃
がし、自律神経の乱れを抑えるだけでなく、
体の中に停滞している水分を排出してくれま
す。

2219 急な雷雨に見舞われたら?どうする

昨夜半、稲光にビシャと轟く雷鳴で目が覚め
た。
春一番の3月、梅雨明けの7月下旬、初アラレ
の冬の訪れ、ピカッ・ゴロゴロビシャッ・・
季節の変わり目の雷鳴と地響に驚かされるの
です。

8年前のこと、12月20金沢リンクスで友人
とゴルフ。忘れもしない最終18番ホールで
急にアラレが降り出し、コースは真っ白に・・

順番に打ち終え、私がクラブを振り上げたその
瞬間、稲光もなく突然ビッシャッ・・
びっくり仰天、電動カートに走ったが動かない
(クラブハウスのブレーカーが落ちた)

ふと前を見ると先に打った3人、400ヤード
先のクラブハウスに向かって走っている。
後を追って走った・・その間”次に落雷”した
らお陀仏だと、命からがら大変怖い思いをし
た。
急な雷雨に見舞われたら、どうすればいいの
か?
ゴルフ場や高原など、周囲に高いものがない
場所は危険です!ゴルフクラブや釣り竿を
振り上げた時などは、特に危険!

雨宿りの大木の下、家屋の軒下が危ない。
安全なのは車やコンクリート造りの建物の中。
何もないときは、木の幹から4㍍以上離れた
所でしゃがみこむしかない。

2218 熱中症/体の冷却即座に

日本列島は連日の猛暑を受けて、日本救急医
学会は、熱中症の予防や治療に関する緊急発
表を行った。
熱中症の疑いがあるときは、水分を接種し、
冷房の効いた部屋で休ませる応急対応をする。

連日35度を超える猛暑は、既に災害を超え
た状況にあり、暑さに慣れきっていない猛暑
が続く7月の上旬から中旬にかけてが、一番
危ない。
不要不急の外出は極力避けるようにしたい。
熱中症の症状は、1度~3度に分けられる。

1度・・現場での応急処置で対応できる軽症
2度・・病院への搬送を要する中等症
3度・・入院して集中治療を要する重症

3度の重症度の中でも、体温が40度を超える
意識もうろうの患者は、最重症群になる。

体に冷たい水を吹き付け、扇風機で気化熱を
奪う方法や、冷たい水に体を沈めるなどの
アクティブ・クーリングが必要になってくる。

乳幼児や高齢者、持病のある人は「脱水症状」
に対する注意がいる。こまめに水分を補給し、
休息を取らせる。
1人住まいや寝たきりの老人には、周囲から

声を掛けて、孤立させないよう気配りする。

子供は不機嫌になるなど、普段と様子が違う
のも症状の一つ。高齢者は、顔色や汗をかく
有無も見逃さないことです。

就寝中はこまめに水分を取れないので、
寝る前に水分を補給し、エアコンを使用する
ようにする。

                日本経済新聞