2338 ヒトは血管とともに老いる(2)

2338 【吉村外喜雄のなんだかんだ
食と健康 「ヒトは血管とともに老いる(2)」

「ヒトは血管とともに老いる」という言葉が
ある。血管の老化で最も注目したい動脈硬化
・・促進する要因に酸化糖化がある。

こうした血管の老化を予防するには、
血管を
傷めない生活習慣が大切になってくる。
食事で特に大切なのは、糖質脂質
とり過ぎに注意することです。

「糖質のとり過ぎ」は食後の血糖値の急上昇
を招き、「脂質のとり過ぎ」は血液中の脂肪
酸の増加につながる。
糖質を抑えるには、ご飯やパンなどの主食の
量を減らし、1日に1食は玄米や雑穀物に
する。
脂質を多く含む食品は、油、肉類、魚介類、
卵、乳製品、ナッツ類、インスタントラーメ
ンなどがある。
脂質の摂取量を減らしつつ、青魚や植物油
などに豊富なオメガ3脂肪酸など、良質な
ものをとるようにする。

食べ方の工夫では、食物繊維が豊富な野菜か
ら食べる。動脈硬化に関わる高血圧の予防に
塩分を控え、睡眠を十分とるようにする。

毎日、41度程度の熱めのお湯に10分くら
い入浴すると、血管が若返り、心臓も健康に
なることが確認されている。

                        日本経済新聞「カラダづくり」

2337 人は血管とともに老いる

2337 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康 「ヒトは血管とともに老いる」

私たちの全身に張り巡らされた血管は、
血液によって体の隅々に酸素や栄養を届け
、老廃物や二酸化炭素(CO2)を回収する
重要な役割を担っている。

ヒトは血管とともに老いる」という言葉が
ある。人生100年時代といわれる今、
血管
を若く健やかな状態に保つことが重要に
ってくる。
血管の老化で最も注目したい動脈硬化
促進する要因に、酸化糖化がある。

紫外線や有害物質の影響で活性酸素が
過剰に作られ、体をサビさせるのが酸化
また食事でとり過ぎた糖質が、体内で変性
して体をサビさせ、老化を促進する。

血管壁が糖化によって弾力性が失われ、
血管を硬くする。血管内を狭めて血流を妨げ
心筋梗塞脳梗塞発症の原因になる。

     日本経済新聞「カラダづくり」

2336 金沢にM7の直下型地震が起きたら

2336 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「金沢にM7の直下型地震が起きたら」
一年前大きな被害を出した、能登地震の震度
はM8,1でした。今年5月、今後石川県で
発生が予想される、地震の被害想定が公表さ
れた。

北陸で最も発生確率が高いのは、金沢直下を
通る①の「森本・富樫断層帯」で30年以内
の発生確率は2~8%
②の「邑知潟断層」の発生確率は2%で、
地震規模は更に大きくM7,6に・・
 
ところで、M8の能登地震発生前、能登で
30年以内にM7クラスの地震が発生する
確率は0.1~3%と、全国的には低い方で
した。
   

① 森本・富樫断層帯
・地震の規模     M7,2

・地震の発生確率  2~8%
・死者 2,212人 ・関連死 384~768人
・建物全壊・全焼    46,947棟
(このうち内液状化 5,364棟)

・断水による被害   787,105人
・停電296,040戸 ・避難者191,798人
・孤立集落 56
地震による死者数、全壊棟数を減らすには
建物の”耐震化”が重要になってくる。
能登地震によって県民の耐震意識が高まり、
「耐震診断補助」の昨年の利用は670件と
前年の4倍増えた。
ところが、過去18年間に行われた診断の
うち、6割が診断しただけに終わっている。

直下型の断層が通る金沢の中心部は、重い
瓦屋根のうえ耐震性が低く、火災に弱い木造
家屋が、江戸時代からの狭い道路に密集して
いる。
地震発生時たまたま大雪で、屋根に雪の重み
が加わり、多くの家屋が崩壊。
道路は塞がれ、更に夕食時という悪条件が
重なると火災が発生。市街地は焼きつくされ、
神戸や輪島以上の大惨事になるだろう。