2236 暑いこの時期、痛風に要注意

70代の男性、ハワイ旅行を楽しみにしてい
たが、歩くこともままならない激痛に襲われ
直前で断念した。
左足の親指の付け根が赤く腫れ、医師から
痛風と診断された。

痛風は暑い夏に発症しやすい。
いったん発症すると、その後生涯にわたり
治療を続けなければならない恐い病気です。

痛風は、血中に溶け込んでいる尿酸の濃度が
高くなると溶けきれなくなり、結晶となって
足や手の指の付け根などにたまる。

体内に蓄積した尿酸の結晶を、免疫細胞が

敵とみなして攻撃し、強烈な痛みを伴う痛風
発作が起こる。

治療は、尿酸値を下げることから始める。
イワシ、カツオ、エビ、干椎茸、魚の乾物
などのプリン体の多い魚介類、甘いジュース
の摂取量の増加が原因となる。

夏、多量の汗で脱水状態になると、
溶けきれなくなった尿酸が結晶になる。
水分補給を怠らないことです。

暑い夏欠かせないビールには、尿酸のもと
になるプリン体が多く含まれ、アルコールは
体内でプリン体を作る作用をする。

清涼飲料水も、果糖などの分解過程で尿酸
ができる。水分補給は、糖分を含まない水や
お茶にする。
又、痛風患者の4割は肥満体です。
10㌔減量しなければ肥満が解消しない
私には、最重要課題です!

発症すれば治療は生涯にわたって続く。
尿酸値を上げないよう、日頃からの予防が
大切になってくる。

     日経新聞「医療・介護・健康」

2235 認知症の早期発見と診断

来月83歳になる私・・80を過ぎる高齢に
なると、身体の老化や認知症、癌の病などが
心配になってくる。
この10月自動車免許更新の私。
先月、75歳以上対象の免許更新認知機能
検査を受けてきた。

認知症には、本格的認知症とは別に「軽度
認知障害
」というのがある。
これは認知症の前段階であり、的確な医療を
受けることにより、認知症を発症せず回復す
る症例が増えている。

毎日が日曜日の私、最近約束を忘れたり、
曜日を取り違えたりするようになった。

こうした症状は病気によるものなのか?
あるいは誰でもごく普通に起きることなのか
? 病院で診察して検査をしてもらうといい。

結果”年相応”と言われたら、医師の診断を
信じ、今の自分と上手に付き合っていけば
良いのです。

そこで、約束事の月日や時間はすべて、
アイフォンの「カレンダー」に入力しておく。
絶対忘れてはいけない要件は、アラームを
セットしておく。

食事は、オメガ3脂肪酸のDHAEPA
多く含む青魚を・・また、抗酸化作用があり
老化を遅らせるビタミンを多く含む
野菜や果物を摂るようにする。

        
老化を予防し、若さを保つために、トレーニ
ングジムに通っている。筋肉と骨のレベルア
ップに取り組んでいる。
長年の趣味・・ゴルフや山歩き、スキューバ
ーダイビングは、健康な間は続けたいと
思っ
ている。

2234 認知症患者と共生する社会(3)

世界の認知症患者は、2019年の5700
万人が、50年には1億5300万人と
約3倍に増えるという。人口の増加と高齢化
が主な原因です。

国内の認知症患者は、2025年には700
万人を超え、65歳以上の5人に1人
認知症になるという。

政府は、認知症の有無にかかわらず、
誰もが幸せに暮らせる町づくりを標榜し、
支援整備を進めている。
認知症者への接し方を具体的に示した手引書
を、小売編や金融編など業種別に発行し、
留意しなければならない点を、具体的に解説
している。
手引書では「驚かせない、急がせない、
自尊心を傷つけない」と、当事者への気遣い
に言及している。

しかし、社会全体でサポートする仕組みは
未整備のまま・・患者と家族が求めるのは、
ちょっとした日常の支援。
例えば、道路やトイレの案内板も、少しの
工夫があれば、随分暮らしやすくなります。

売り場で商品を食べてしまう。レジでお金の
支払いが出来ない。自宅への帰り道が分から
ない・・食品スーパーでは最近そのような
お客が増えているという。

認知症は誰もがなりうる。来店いただくお客
様の中にも、認知症の人が相当数いるので

「ゆっくり対応する」「小銭を一緒に数える」
といったことから実践していきます。