2240 誰もが持っている隠れた才能を開化させる

この世には、卓越した能力をもつ天才が存在
する。
例えば、見た風景を一瞬で記憶し、絵を描く
児童。児童の目はカメラのように見た風景を
写し取っていく。
円周率22000桁を記憶し、暗唱する青年
すべての数字には色や質感、形があると
いう。
それを詩にして読み取り暗唱する。
作曲の訓練を受けたり、ピアノを弾いたこと
もない、目の見えない中年男性が、ある日突
然作曲の才能が芽生え、天才と言われるよう
になった。
このような才能を持つ人たちの半数が自閉症
であること。そして人生のある時点で、
音楽や数学などの新たな才能が”突然”芽生
えたことです。
ある人は、川に頭から飛び込んで頭を打ち、
意識不明の重体に・・又ある人は、夜道を
歩いていて、後ろからこん棒で殴られ、
意識不明に・・
何れも目覚めた時、天才的能力を備えた
別人になっていた。
生まれながらに天才の人もいる。
こうした人は”右脳が左脳より大きい”共通
の特徴があることが分かってきた。
次号に続く

2239 北陸新幹線・敦賀延伸から半年

金沢ー大阪間は敦賀延伸後所要時間が22分
短縮された。一方運賃は1950円アップした。
3月に北陸新幹線が敦賀に延伸以降3回
所要で大阪に行ったが、敦賀駅で乗り換える

不便さがあり、開通をあまり喜べない私です。

スキューバーダイビングで、関空から海外に
出発する時、敦賀と新大阪で2回20㌔を超
える機材を抱えて乗り換えなければならない

10年に及ぶ工事の末にようやく開通したと
いうのに・・

開通から半年、加賀温泉郷では、関東からは
前年同期24.7%、関西からは12.6%増
だったが、中京からの来訪は激減していると
いう。
名古屋から金沢へは、東海道新幹線で米原で
特急しらさぎに乗り換え、更に敦賀で北陸新
幹線に乗換えなければならない。
2回も乗り換える”面倒さ”が影響している
ようです・・
加賀温泉駅に、待望の新幹線が止まるように
なったが、中京や関西の客は車で来ていると
いう・・そんな情景が浮かび上がる。

加賀温泉郷・・コロナ禍前と比べると、宿泊
客は8割にとどまり、2015年の金沢開通
のような爆発力はなく、期待したほど増客
できていないという。 
                 北國新聞

2238 ほめ方を間違えると かえって害になる

パリ五輪が幕を閉じて1ヶ月・・
数々の感動シーンがまだ記憶に新しい。
メダルにつながった選手もいれば、
悔し涙を流した選手もいる。

選手のスキルを上げたり、意欲を高めるため
に、多くの指導者コーチが試行錯誤し
ながら選手を励ましたことだろう。

アスリートの快進撃は、選手の努力だけでは
なく、良き指導者の存在があることを忘れて
はならない。
選手を不快にさせたり、肉体や精神に苦痛を
与えるパワハラやセクハラが、何かと問題に
なる昨今・・
指導者は指摘されることを恐れ、褒めること
に終始するようになるが・・
そのほめ方にも良し悪しがあるようです。

米コロンビア大学の心理学部で、
以下のような「ほめ方」の実験をした。
公立小学校5年生の児童400人を対象に、
難易度の”低い”テストを受けさせた。

本人の成績に関わらず各児童に「80点以上
だった」と結果を伝え、児童たちを無作為に
3つのグループに分けた。

Aのグループの児童には「頭が良い」とほめ
Bのグループの児童には「良く頑張った」と
努力をほめた。Cのグループには何も言わず
ほめもしなかった。
その後・・
能力をほめたAのグループは、難しい勉強を
避け、成績は下がった。
努力をほめたBのグループは、更に難しい
勉強に励み成績を伸ばした。
興味深いのは、何もほめなかったグループの
方が、能力をほめたグループより難しい問題
に励んでいたのです。
ほめ方によっては、その後の意欲や結果を
左右し、ほめ方を間違えるとかえって害にな
ることを示唆している。
       
    日経新聞「元気の処方箋」

Aのグループはイソップ物語「ウサギと亀」
能力を過信したウサギになっていたのかも。