2218 熱中症/体の冷却即座に

日本列島は連日の猛暑を受けて、日本救急医
学会は、熱中症の予防や治療に関する緊急発
表を行った。
熱中症の疑いがあるときは、水分を接種し、
冷房の効いた部屋で休ませる応急対応をする。

連日35度を超える猛暑は、既に災害を超え
た状況にあり、暑さに慣れきっていない猛暑
が続く7月の上旬から中旬にかけてが、一番
危ない。
不要不急の外出は極力避けるようにしたい。
熱中症の症状は、1度~3度に分けられる。

1度・・現場での応急処置で対応できる軽症
2度・・病院への搬送を要する中等症
3度・・入院して集中治療を要する重症

3度の重症度の中でも、体温が40度を超える
意識もうろうの患者は、最重症群になる。

体に冷たい水を吹き付け、扇風機で気化熱を
奪う方法や、冷たい水に体を沈めるなどの
アクティブ・クーリングが必要になってくる。

乳幼児や高齢者、持病のある人は「脱水症状」
に対する注意がいる。こまめに水分を補給し、
休息を取らせる。
1人住まいや寝たきりの老人には、周囲から

声を掛けて、孤立させないよう気配りする。

子供は不機嫌になるなど、普段と様子が違う
のも症状の一つ。高齢者は、顔色や汗をかく
有無も見逃さないことです。

就寝中はこまめに水分を取れないので、
寝る前に水分を補給し、エアコンを使用する
ようにする。

                日本経済新聞

2217 エベレストで命を落としたジョージ・マロリー

1962年9月、アメリカ大統領ジョン・F・
ケネディは、アポロ計画を推進するスピーチで
ある男の言葉を引用した。

『かってエベレストで命を落とした偉大な登山家
ジョージ・マロリーは、なぜ登るのかと問われ、
”そこに山があるからだ”と答えた。
私はそこに宇宙があるからやるのだ・・  』
世界で一番高いエベレスト頂きに挑み続けた
イギリスの登山家ジョージ・マロリー。

『 エベレストは冷酷で危険な魔の山だ・・
正直なところ勝ち目はないかもしれない 』
1999年、8848㍍エベレスト北面8160
㍍の斜面でうつ伏せの遺体が見つかった。
ミイラ化していた・・ジョージ・マロリーだ。
1924年、誰も到達していない頂上まであと
わずかに迫り、消息を断った。
最後に目撃された場所から500㍍下・・

75年もの間マロリーはそこに眠っていた。
頂上に到達したのか?それとも届かなかったの
か?謎は残されたままだ。

『Because  It’s there
そこにそれがあるからだ』
と応えたその言葉には続きがあった。
『エベレストは世界で一番高い山だ・・
その頂きに到達 したものは一人もいない。

その存在自体が挑戦なのだ。エベレストに
登るのは、宇宙に到達したいという人間の
欲望の一部であり本能なのだ   』

エベレスト、8848㍍の頂上に人間は到達
できるのか?
8千㍍を超える高所はデスゾーンと呼ばれ、
酸素は地上の1/3。猛烈な風が吹き荒れ、
気温はー30度を下回る。

マロリーが果たせなかった初登頂は、
29年後の1953年、ニュージンランドの
登山家ヒラリーとテンジン、二人の男によって
成し遂げられた。

2216 五常の教え/仁義礼智信

儒教には「仁義礼智信」という”5つの徳”
「五常の教え」があります。
日本人の心には昔から、相手を憐れみ、
思いやり、相手を気遣う「惻隠の情」があり
ます。
農耕民族の日本人は、聖徳太子が十七条の憲法
「和を以て貴しとなす」と・・
集団における””を大切にしてきた民族です。 

]・・和の根本は、心(思いやり)です。
日本人の心のベースには常に[]があります。
そのうえで[(使命と正義)]を行います。
[]は自己を律して公正に行動する人と
しての道筋を説き
[]でもって社会的作法を守り、
[]はよく学び、物事の本質を知って、
正しい判断力を養います。
[]は常に嘘をつかず、誠を尽くすことを
心がけます。