厚労省は2023年の人口動態統計を発表した。
日本の人口は、2056年に1億人を割ることが
予測される。生涯結婚しないまま、未婚のまま
亡くなる65歳以上は・・
2050年には高齢者の総死亡数に占める割合は
18%、32万人のほぼ5人に1人と、未婚率が
上昇し、2020年比の4倍に増加する。
50歳時点での男女の未婚率は、1990年は
4~5%、2020年には男性で28.3%、
女性で17.8%に高まった。
家族を養う経済力不足、子育てへの不安、
女性の社会進出、生活環境の向上など、
様々な要因から結婚に対する意識が薄れつつある。
5人に1人が1人孤独死する・・
社会や慣習への影響は計り知れない。
後願の憂いをなくそうと、血縁によらない埋葬や、
遺品を第三者に委ねるケースが増えてくる。
身寄りなしに暮らす老人の異変をどう察知するか?
孤立は、認知症や孤独死のリスクを高める。
厚労省の調査では、1人暮らしの高齢男性の15%
は、半月間の会話が1回以下にとどまった。
女性の3倍、高齢夫婦世帯の5倍・・男性は隣近所
地域社会と触れ合う機会が極めて薄いのです。
墓のあり方も変わる。従来の墓石型の墓の多くは、
継承する子孫がいないと、供養されず放置される。
屋内の納骨堂に骨壷を収め、永代供養をお願いする
家庭が増えてくるだろう。