2213 金沢市民の足/シェア自転車まちのり

どこでも借りられ、どこでも返せる金沢市の
サイクルサービス「まちのり」
私は自宅から車で3分の、金沢市民芸術村の
シェア自転車をアイフォンで予約し、無料駐車
場のない金沢駅や市役所、21世紀美術館など
出かける時によく利用している。 

         
利用するには、事前にアイフォン・アプリで
会員登録を済ませておきます。
登録しておくと、全国主要都市に観光した時
などに「まちのり」サービスを受けることが
できま
す。
◇たまに移動するときに利用する「1回会員
最初の30分/165円、30分を超えると
110円づつ追加
(移動に要する時間は、
ほとんど30分以内に収まっている)

◇通勤などに利用する「月額会員
月/1650円
◇観光などで会員登録なしで利用する「1日パス

金沢市では、25年度までに現在の台数を4割
増やして700台に。市内に設置する駐輪場も
3割増の100ケ所にする。

         
対象は観光客だけでなく、駅やバス停から乗り
継ぎやすくして、公共交通との併用を促進し、
市民の足として浸透させる
         

    

2212 釈迦の教え/四苦八苦

仏教における”苦”とは、単に苦しいという
ことではなく”思い通りにならない”という
意味があります。

この”苦”には四苦八苦の8つの苦しみがあり、
お釈迦さまは、人生自分の思い通りにならない
ことばかり「一切皆苦」の真理を知ることから
説いておられます。

[ 四 苦 ]
誰も避けて通ることの出来ない苦しみをいいます
生 苦 ・・ 生きる苦しみ
老 苦 ・・ 老いの苦しみ
病 苦 ・・ 病いの苦しみ
死 苦 ・・ 死を迎える苦しみ

[ 八 苦 」
八苦は、生きていく中で出会う苦しみをいいます
求 不 得 苦 (ぐふとっく)
 お金や物・地位・名誉など、
 求めるものが手に入らない苦しみ

怨 憎 会 苦 (おんぞうえく)
 恨みや憎しみを抱いている人と出会う
 苦しみ

愛 別 離 苦 (あいべつりく)
 親子・夫婦・兄弟など、愛する人と分かれる
 苦しみ
五 蘊 盛 苦 (ごうんじょうく)
 心身の迷いを思うようにコントロールできない
 苦しみ

 

2211 釈迦の教え/一切皆苦

仏教の教えには、この世の真理を解き明かす
4つのキーワードがあります。

一 切 皆 苦
人生は、自分の思い通りにならないことばかり
である。仏教における”苦”とは、単に苦だけ
でなく「思い通りにならない」の意味があり、
この”苦”には「四苦八苦」という八つの苦しみ
があります。
諸 行 無 常
人生ははかなくもむなしいものだ。
宇宙万物全てのものは移り変わり、また生まれ
ては消え去る
運命を繰り返し、永遠に変わらな
いものなどない・・
諸 法 無 我
自分の命も財産も、全て自分のものと思いがち
だがそうではなく、世の中のあらゆるもの全て
が互いに影響し合う因果関係によって成り立っ
ている。
自然環境も同様、絶妙なバランスのうえに成り
立っている。
そうした中で自分が「生かされている」ことに
気づくのです。
涅 槃 寂 静 」(ねはんじゃくじょう)
煩悩を脱し、あらゆる現象に一喜一憂すること
なく、苦しみから脱して「さとり」の真理に
到達した涅槃(ねはん)の境地に至ること。
仏教の出発点は「一切皆苦」人生思い通りに
ならないことを知ることから始まります。
何故苦しみが生まれるのか?仏教ではこの原因を
諸行無常
すべては移り変わるもの・・
諸法無我
すべては繋がりの中で変化していくという
真理にあると考えます。これら仏教の教えを
正しく理解したうえで、世の中をとらえること
ができれば、何事にも一喜一憂することなく、
心が安らいでいく・・
苦しみから開放されるのです。
これが仏教の目指すべき「涅槃寂静」”さとり”
です。