2209 韓国の書道/ハングル書芸

韓国にも複数の書道があることを知らなかった。
韓国でも中国や日本同様、漢字の書に似たハン
グル書芸が盛んだ。
日本では書道と言うが、韓国では書芸という。

国のことばであるハングルは、1446年朝鮮
王朝の世宗大王により公布された表音文字です。
母音と子音すべて
合わせると40個で、世界の
言葉の発音のほとんどを書き表せる。

数多くの漢字やひらがなを使う日本の書道に比べて
一見単純に見えるが、それだけに書芸は美的センス
が問われる難しさがある。
ハングル書芸には、主に4つの書体があります。

[ 板本体 ] (パンポンチェ)  写真左上
創製時の文字で、日本の漢字では「てん書」に
当たり、素朴で力強い字体です。

[ 正字体 ] (ジョンジャチェ)  写真右上
朝鮮王朝期に宮中の女官たちが、坂本体を発展
させた字体で、宮体と言われ、日本の「楷書」
に当たる。

民 体 ] (ミンチェ)  写真左下
民体は自由な書き方で、決まりごとがない。

フルリム体  ]     写真右下
フルリム体は、リズミカルで躍動感があり、
日本の「行書」に近い。

日本人で書芸を習う人は、韓流ドラマや料理に
興味を持った中高年の女性がほとんど・・
難しいけれど面白いという。