2280 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
男の言い分、女の言い分
「人口減にからむ女性の就労環境」
男の言い分、女の言い分
「人口減にからむ女性の就労環境」
能登の田舎に住む女性が、都会に出て働き
たいと思う。田舎にいると早く結婚しろって
言われるのが嫌だった・・
疲れるのです田舎を出るきっかけは、自身の
就職活動で感じた「モヤモヤ感」だった。 大学4年のとき、地元と東京で就職活動をし
た。都会への憧れもあったが、地元での人間
関係や、豊かな自然環境も捨てがたかった。 地元企業に就職するとすれば、都会よりも少
ない給与を、どこまで許容できるかがポイン
トになる。
実際に就活に望んでみると、給与以上に気に
なることがあった。
男子社員より早く出社し、清掃・お茶汲み、
男性社員の補佐が主な仕事になり、
性別による役割分担が常習化していて、
旧態然とした女性の就労環境が引っかかった 女だからという理由で役割を強いられる。
両親と同居する長男と結婚して、
「長男の嫁って奴隷みたい」と涙をこぼす
ことも・・
女は子どもを生んで一人前、家事育児は女が
するもの、男は一家の主として務めを果たす
べきだ・・性別による役割分担への無言の
圧力がかかってくる。
出る・・すると独身男女のバランスが崩れ、
農家やお寺、商家を継ぐ長男に、深刻な
嫁不足問題が生じてくる。
しだいに、年寄ばかりの町や村になって
いくのです。
女性が、地方から都会へ出ていくのは、
個人の問題では済まされない。
企業の意識も社会環境も変わらなければ、
過疎化は避けられない・・ 読売新聞
たいと思う。田舎にいると早く結婚しろって
言われるのが嫌だった・・
疲れるのです田舎を出るきっかけは、自身の
就職活動で感じた「モヤモヤ感」だった。 大学4年のとき、地元と東京で就職活動をし
た。都会への憧れもあったが、地元での人間
関係や、豊かな自然環境も捨てがたかった。 地元企業に就職するとすれば、都会よりも少
ない給与を、どこまで許容できるかがポイン
トになる。
実際に就活に望んでみると、給与以上に気に
なることがあった。
男子社員より早く出社し、清掃・お茶汲み、
男性社員の補佐が主な仕事になり、
性別による役割分担が常習化していて、
旧態然とした女性の就労環境が引っかかった 女だからという理由で役割を強いられる。
両親と同居する長男と結婚して、
「長男の嫁って奴隷みたい」と涙をこぼす
ことも・・
女は子どもを生んで一人前、家事育児は女が
するもの、男は一家の主として務めを果たす
べきだ・・性別による役割分担への無言の
圧力がかかってくる。
地方の企業には、女性の正社員や管理職が
少ない、ゼロ企業も珍しくない。
出る・・すると独身男女のバランスが崩れ、
農家やお寺、商家を継ぐ長男に、深刻な
嫁不足問題が生じてくる。
しだいに、年寄ばかりの町や村になって
いくのです。
女性が、地方から都会へ出ていくのは、
個人の問題では済まされない。
企業の意識も社会環境も変わらなければ、
過疎化は避けられない・・ 読売新聞