2218 熱中症/体の冷却即座に

日本列島は連日の猛暑を受けて、日本救急医
学会は、熱中症の予防や治療に関する緊急発
表を行った。
熱中症の疑いがあるときは、水分を接種し、
冷房の効いた部屋で休ませる応急対応をする。

連日35度を超える猛暑は、既に災害を超え
た状況にあり、暑さに慣れきっていない猛暑
が続く7月の上旬から中旬にかけてが、一番
危ない。
不要不急の外出は極力避けるようにしたい。
熱中症の症状は、1度~3度に分けられる。

1度・・現場での応急処置で対応できる軽症
2度・・病院への搬送を要する中等症
3度・・入院して集中治療を要する重症

3度の重症度の中でも、体温が40度を超える
意識もうろうの患者は、最重症群になる。

体に冷たい水を吹き付け、扇風機で気化熱を
奪う方法や、冷たい水に体を沈めるなどの
アクティブ・クーリングが必要になってくる。

乳幼児や高齢者、持病のある人は「脱水症状」
に対する注意がいる。こまめに水分を補給し、
休息を取らせる。
1人住まいや寝たきりの老人には、周囲から

声を掛けて、孤立させないよう気配りする。

子供は不機嫌になるなど、普段と様子が違う
のも症状の一つ。高齢者は、顔色や汗をかく
有無も見逃さないことです。

就寝中はこまめに水分を取れないので、
寝る前に水分を補給し、エアコンを使用する
ようにする。

                日本経済新聞