韓国にも複数の書道があることを知らなかった。
韓国でも中国や日本同様、漢字の書に似たハン
グル書芸が盛んだ。
日本では書道と言うが、韓国では書芸という。
国のことばであるハングルは、1446年朝鮮
王朝の世宗大王により公布された表音文字です。
母音と子音すべて合わせると40個で、世界の
言葉の発音のほとんどを書き表せる。
数多くの漢字やひらがなを使う日本の書道に比べて
一見単純に見えるが、それだけに書芸は美的センス
が問われる難しさがある。
ハングル書芸には、主に4つの書体があります。
[ 板本体 ] (パンポンチェ) 写真左上
創製時の文字で、日本の漢字では「てん書」に
当たり、素朴で力強い字体です。
[ 正字体 ] (ジョンジャチェ) 写真右上
朝鮮王朝期に宮中の女官たちが、坂本体を発展
させた字体で、宮体と言われ、日本の「楷書」
に当たる。
[ 民 体 ] (ミンチェ) 写真左下
民体は自由な書き方で、決まりごとがない。
[ フルリム体 ] 写真右下
フルリム体は、リズミカルで躍動感があり、
日本の「行書」に近い。
日本人で書芸を習う人は、韓流ドラマや料理に
興味を持った中高年の女性がほとんど・・
難しいけれど面白いという。