【心と体の健康情報 - 728】
~食と健康~ 「海外旅行と水」
■「ブルーガイド」日本版
昨年秋、フランスでミシュランと双璧をなす観光ガイドブック、「ブルーガイド」日本版が発行された。発行部数は15,000部。
石川県からは「金沢市」「兼六園」「金沢21世紀美術館」が最高ランクの三つ星を獲得した。
全国で三つ星を格付けられた地域は、東京・京都・高山など22カ所のみ。
県内では、金沢市の武家屋敷「長町」と、朝市の「輪島」が二つ星。
「金沢城」「金沢・ひがし茶屋街」など、9ケ所が一つ星に選ばれた。
ミシュラン効果で、石川県を訪れたフランス人の宿泊者数は、前年比1.5倍の2,951人。
兼六園の入園者数も1.5倍と、順調に伸びている。
近年、石川県を訪れる観光客が減りつつあるだけに、県も市も、外国人観光客誘致に熱心です。
北国新聞
【心と体の健康情報 - 669】
~食と健康~「食習慣を改める」
わが家で漬けた漬物、自慢出来るくらい美味しい…つい食べ過ぎて、塩分の取り過ぎが心配になってくる。
どんな良い栄養素、食品でも、取り過ぎは良くない。が、減らし過ぎるのもよくない。
塩分の取り過ぎを防ぐには、それなりの工夫がいる。例えば、醤油は直接上からかけるのではなく、小皿にとって付ける。
味噌汁が濃いと思ったら、お湯で薄めます…"薄味の食事"に慣れることです。家族全員でやらないと、"減塩"の効果は上りません。
食習慣を改善するのは容易なことではありません。家庭によって、取り組まなければならない課題は違ってきますが、
ここでは4つ取り上げてみます。
第一は「塩分の取り過ぎ」です。
高血圧を引き起こし、脳卒中や心臓疾患に結びつく危険があります。
厚生省が薦める1日の摂取目安は10グラムです。
漬物好きの我が家は要注意…改善策は、山盛りの大鉢で食卓に出して、好きなだけ食べていたのを止め、
1人分づつ小皿に取り分けて出すようにしています。
第二は「肥満」
昨年厚生省から発表され、マスコミで話題になった「メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)」です。肥満は生活習慣病の元凶…
万病の元です。
シンドローム該当者の私は、ダイエットに取り組なければなりません。
第三は「癌(がん)」
塩分の取り過ぎは「食道がん」「大腸がん」などの消化器系のがんになりやすく、肉類、洋食メニューの多い家庭は「直腸がん」。
酒の飲み過ぎは「胃がん」「肝臓がん」。タバコを吸う家庭は「肺がん」と、食習慣、生活習慣が大きく影響します。
第四は「骨粗しょう症」
高齢者が増えるに従い、骨粗しょう症が問題になってくる。
つまずいて転んで利き腕を骨折…よくある話です。入院してベッドに伏せるうちに筋力が落ち、体力が衰え、老け込んでしまうのです。
若いうちから、カルシウムの摂取を意識した食事を心掛けないと、年をとってからでは、なかなか改善されません。
2000年の調査で、日本人の平均寿命は、男性が77.7歳、女性が84.6歳ですが、がんや脳こう塞など、
食事が大きく関係する生活習慣病が増えてきているのが心配です。
バランスの良い食事を心がけ、生活習慣病を引き起こす食習慣を改善し、健康で長生きできる身体をつくっていかなければなりません。
読売新聞「食と健康」から
■「すすり込む」は、日本の食文化
食欲のない夏は"ざるソバ"に限る。
そのソバを美味しく食べるには、音を立ててすするに限る!
空気と一緒にすすり込んだとき、味と香りを堪能できるのです。
「噛む」「飲む」の中間程度に、ほどよく口の中で転がして、喉ごしを楽しむ…
これを「手繰(たぐ)る」という。「すすり込む」のは、日本人ならではの食文化なのです。
日本食には汁ものが多い。音を立ててすする食べ方をしても、食事マナーに反したりしない。ところが西欧では、大きな音を立てて食事をしたり、
ぶどう酒を一滴も残さず飲み干すのは、卑しい振る舞いに見られる。
西欧の食事マナーを知らない日本の団体観光客…パリの三ツ星レストランで、フランス料理を楽しんだ。最初に出されたスープ、
フォークを口に持ってきてつい、「ズズ~」「チュチュ~」とすすり込む。
地元の客のヒンシュクを買っては大変と、レストラン。
以後、日本のお客様は、一番奥まった別室か、片隅で召し上がっていただくことにした…。
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 593】
~食と健康~ 「間食のとり過ぎによる弊害」
30年間吸い続けたタバコ…止めて6年になる。
それまで、止められなかったのは、ニコチンだけでなく、"喫煙習慣"がある。
喫煙の習慣が、禁煙を阻んできたのです。
朝起きて一服、食後に一服、仕事を一休みして一服…。習慣的に無意識にタバコに手が伸びる。 30年間続けてきた喫煙の習慣が、
禁煙を難しくしているのです。
タバコを止めると、口がむしょうに寂しくなる。食欲が増す。お腹が空いてくる。
禁煙のストレスから、つい煎餅や飴に手がでる…口に何かを入れていないと我慢できない…間食が肥満を助長する。
禁煙2年目に体重が9kg増えて、お腹がせり出してきた。
ダイエットに取り組み、半年かけて7kg減量した。
生活習慣病の最大の要因は肥満。
一日わずか30kcal余分に摂取しただけで、1年で1kg太る。5年で5kg肥えることになる。
わずかな摂り過ぎも、油断していると肥満になる。
間食がもたらす害は、エネルギーのとり過ぎからくる"肥満"だけではない。
一日の間食の"回数"が問題になってくる。
体内に入った栄養素を分解する時、"活性酸素"が大量に発生する。
朝、食べたものを消化し終わる頃に、間食が入ってくる。
昼食が消化し終わる頃に、また間食が入ってくる…。
私たちの身体は、血管を動脈硬化から守ってくれる細胞を持っている。
次々と発生する活性酸素に、細胞が四六時中痛めつけられ、障害を受け、しだいに機能が低下していく…動脈硬化が進行するのです。
食べることで活性酸素が生まれる。加えて、食生活の西欧化で、脂分の多い食べ物が、消化時間を長引かせる。
その間発生する活性酸素が、血管内壁を傷めつけるのです。
50歳を過ぎる頃から、老化が加速しだす。間食の時間や間食の量に気を配り、血圧・血糖値・コレステロール値をチェックして、
動脈硬化症を予防しなければならない。
食事の間隔は、5時間は空けるようにしたい。間食もできるだけ控えることです。
規則正しい食習慣が、老化促進の予防になるのです。
■ お菓子のカロリー
・ホットケーキ | 759kcal | ・チョコレート1枚 | 564kcal |
・ポテトチップス1袋 | 555kcal | ・えびせんべい1袋 | 481kcal |
・大福もち2個 | 470kcal | ・イチゴのショートケーキ | 364kcal |
・おかき1袋 | 342kcal |
■他の為に働き続ける細胞
私たちの身体は、60兆もの細胞がそれぞれの役割を果たして、一つの命になり、身体をつくっている。
その細胞どれ一つとっても、他のために働き続けているのです。
心臓の細胞は、ひと時も休まず、血液を全身に循環させようと頑張っているし、肝臓も腎臓も、人が寝ている間も休まず、
与えられた役割を果している。
そんな中一つだけ、自分の為だけに働いている細胞がある。"ガン細胞"である。
ところで私たち、自らの行動を振り返って見て、人の為に働いているだろうか?
それとも、自分の為だけにせっせと働いているのだろうか?
"ガン細胞"のような人間にはなりたくない。
「人のお役に立つ」、そんな人間でありたい。
【心と体の健康情報 - 313】
~食と健康~ 「大腸ガン検診」
我が社の社員さん。
56歳の義兄が肺ガンで、叔父がすい臓ガンで、相次いで他界した。
何れも、変調に気づき病院に行った時は、既に手遅れだった。
人の命のはかなさにショックを受け、落ち込んでいる。
ガンは、一個の小さな細胞が、20~30年の歳月をかけて、発見可能な大きさに増殖する。
しかし、その間症状が現れることはない。
症状に気づいたときは、既に転移していて、助からないという場合が多いのです。
ガンは厄介な病気です。
毎年欠かさず検診を受けて、助かる確率を高めていくしかないのです。
食生活の欧米化に伴い、急速に増えてきている大腸ガン。 |
NHK・TV「生活ほっと」より
私は、毎年9月にカメラを上と下から入れ、食道と胃、腸の検診を受けている。
始めてから、今年で15年になる。
1ミリ大のガンを発見してくれるPET検診は、この9月に検診を済ませたばかり。
毎年欠かさず、今年で5回になる。
18歳から約40年間タバコを吸ってきた私。
肺ガンが怖くて、検診を受けるようになったのです。
私の子供の頃は"検便"があった。
マッチ箱に便を入れて、学校へ持っていった。
当時は回虫が多かったので、便の検査をしたのでしょうが、大人になって忘れてしまっていた。
無症状の初期の大腸ガン。
目には見えないごく微量の出血であっても、"検便"からガン細胞が発見される。
この時期の早期発見であれば、お腹を切開せず、内視鏡で簡単にガンを切除してしまう。
只、"痔"の出血と区別がつかない。
検診の結果、血が混じっていれば"陽性"と扱われる。
ところが、"陽性"と言われた人の4割が、その後の精密検診を受けないという。
「カメラを飲むのが嫌」という人が多いが、今は麻酔で、眠っている間にすべて完了。
飲んだ記憶もなく、痛くもなんともない。
(口に麻酔液を含まされて、内視鏡を挿入し、空気を送り込まれる時の苦しみは、最新医療技術の病院では、昔話し…)
昨年検診の後、主治医から
「ポリープがあったので、内視鏡で切除しておきました」
と言われた。
「あ~そうですか、ありがとうございます??」
眠っている間に切除したのです。
窓口で支払いする時、
「今日は"手術"をしたので、保険請求されたらいいですよ」
と言われ、手続きをしたら、保険金が12万円、口座に振り込まれた。
ラッキー!儲かったような気がした。
スキューバダイビングの海外遠征資金にと、ありがたく使わせていただいた。
■組み合わせると栄養素が損なわれる「大根とニンジン」
私は、野菜サラダが大の好物。
大根とニンジンを千切りにおろして混ぜ合わせた「もみじおろし」もその一つ。
ところが、この二つ相性が悪く、二つを混ぜ合わせると、栄養価が損なわれてしまうのです…。
大根には、リンゴの3倍のビタミンCが含まれ、野菜不足になる冬場のビタミン源として、昔から重宝されてきた。
一方のニンジンも栄養価の高い野菜として知られる。
それぞれ重要な栄養素があっても、いったん混ぜ合わせると、ニンジンに含まれる成分が、大根のビタミンCを壊してしまう。
同じように、大根とキュウリ、リンゴとニンジンの組み合わせにもいえるのです。
わが家のお祭り料理に、大根とニンジンの千切りを酢であえる「なます」があるが、"酢"の働きでビタミンCの破壊が抑えられ、
相性が良くなるのです。
【心と体の健康情報 - 312】
~食と健康~ 「食べ合わせ(2)」
天ぷらとスイカ、ウナギと梅干、牛乳とミカン…。
江戸時代の陽明学者、貝原益賢(かいばら えきけん)の「養生訓」
に書かれていて、昔から食べ合わせの悪い食品とされている。
これを全国に広めたのが、越中富山の薬売りです。
幼い頃、冬休みになると母親の実家で過ごした。
茶の間の壁に、売薬さんが置いていった、食べ合わせを絵図にしたポスターが張ってあり、興味深く見た記憶がある。
食べ合わせに注意して、万一お腹を壊したらトンプクを飲んで…という宣伝なんでしょうね。
この食べ合わせには医学的裏付けはない。
こういった食品を一緒に食べて、中毒になることはない。
昔の人が、食べ合わせが悪いとしたのは、食べ慣れないものをたくさん食べたり、痛んだ食品を食べたりして、
下痢や中毒を起こしたからでしょう。
食事の後で水分の多いスイカを食べ過ぎると、消化液が薄まって消化不良を起す。
牛乳は昔、滅多に口に入らない食品でした。
牛乳を飲み慣れていない人がたくさん飲むと、分解されずに下痢になったりした。
ウナギと梅干、サバとスモモ、タコと柿など、傷みやすい魚介類と果物の食べ合わせは、それぞれの生産地が離れていて、 遠方から運ばれた食品を食べ合わせ、食あたりした人が多かったようです。
現代では、冷凍技術や輸送力が飛躍的に発達し、世界中からいろんな食材が日本に運ばれてくる。
各家庭には冷蔵庫が完備し、食品の衛生状態は、私たちの子どもの頃とは比べようがない…。
昔から言い伝えられてきた、「食べ合わせ」にこだわる必要はないのです。
[レストランにて]
ドイツ人と日本人とイタリア人が揃って食事に行った。
食事もそろそろ終わろうとする頃、三人の胸の内は…
・ドイツ人は、割り勘にすると幾らになるか…を試算していた。
・日本人は、どのタイミングで三人分払い、おごることができるか、
そして、金額は幾らになるか…を考えていた。
・イタリア人は、おごってくれた人になんてお礼を言おうか…考えていた。
[食文化の違い]
・日本を訪れたフランス人が言った。
「日本は豊かな国だと聞いていたのに、海草や木の枝(ゴボウ)を削って
食べている。それほど食べ物に困っていたとは…」
・フランスを訪れた日本人が言った。
「フランスは豊かな国だと聞いていたのに、何と、カタツムリや蛙を捕まえて
食べている(気持ち悪い…)。そんなに食べ物に困っていたとは…」
【心と体の健康情報 - 311】
~食と健康~ 「食べ合わせ」
戦後間もない、ろくに食べるものもなかった小学2~3年の頃まで、冬休みは母親の実家で過ごした。楽しみは、年末の実家の餅つき。
当日、まだ夜も明けやらぬ朝3時に起きて、家族総出で餅つきの準備に入る。
16畳ほどの内玄関の土間の真ん中に臼を据え、蒸籠を何段にも重ね、もち米を蒸す。
そして、ペッタン、ペッタン…次々と突き上がってくるお餅を、ワクワクしながら見ていたものです。
その実家の茶の間の壁に、売薬さんが置いていった、「食べ合わせの食品」を絵にしたポスターが貼ってあった。
食べ合わせが悪いと腹痛や下痢になると、書き添えてあった。
「ウナギと梅干」「天ぷらとスイカ」などの絵が書かれていたのを記憶している。
食べ合わせの由来は、江戸時代の学者、貝原益軒(かいばら えきけん)の「養生訓」。
冷蔵庫の無かった私の子どもの頃、夏、調理した物が直ぐ痛んでしまうのが悩み。
どの家庭でも、食べ合わせには注意していた。
「食べ合わせ」を集めたら、100を超えるという。
「ハマグリとミカン」「鮎とゴボウ」「ドジョウとまくわうり」「タコとワラビ」「蟹とシイタケ」など…。
しかし、現代の栄養学では、この世に食べ合わせなどというものが存在しないのが定説。
ならば、食べ合わせは迷信でナンセンスかというと、そうでもない。
組み合わせを見ると、脂っこい食品や、堅くコリコリした蛋白源が多く、消化不良を起こしやすい。あい方の食品は、
水気の多い果物や野菜が多く、大量に食べるとお腹を冷やし、消化液を薄める。
冷蔵庫がなかった時代です。
昔の主婦は、夏場の食当たりに、心を砕かなければならなかったのです。
反対に、理想的な"ペア食品"といえば、「サンマに大根おろし」「トンカツにキャベツ」「お寿司にガリ」など…。
大根おろしは消化を助け、ガリは消化を促進させるだけでなく、殺菌作用がある。
千切りキャベツのないトンカツなんて食べたくないし、カレーライスにラッキョウ、福神漬は欠かせない。
突きたてのお餅を、小豆あんや大根おろし、きな粉をまぶして、口の中へツルリ!
口直しに塩気の効いた沢庵をバリバリ…旨い!
よくぞ日本人に生まれけり…である。
唐辛子は若返りの妙薬?
韓国を代表する食べ物にキムチがある。キムチといえば唐辛子。唐辛子が欠かせない。
その唐辛子に、老化を防止する成分が多く含まれていることを、名古屋の大学研究グループが発見した。
辛いものを食べていると頭がはげる?と言われてきたが、辛いものが好きな私には、朗報である。唐辛子の成分の働きが、細胞の数が減少したり、
臓器の機能が低下するのを抑制するのです。
人間の細胞はどんどん生まれ変わっていく。若々しく元気な細胞が、ガン細胞などの不要な細胞を除去したり、
臓器を正常な状態に保ったりしてくれる。
加齢などで「細胞死」が多くなってくると、それが老化や生活習慣病の原因になる。
唐辛子の若返り成分を肌に塗ると、シワやたるみも取れることが、研究の結果わかってきた。唐辛子が若返りの妙薬になる時が来るかも?
3/20中日朝刊
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 175】
~食と健康~「韓国の食文化」
韓国のホームドラマを見ていると、日本のドラマのような食事風景がよく出てくる。
食事どきになると、一抱えもある大きなお膳の上に、おかずを盛った器を所狭しと並べ、奥さんが居間に運び込んでくる。
お客さまをもてなす時、器の数の多さでもって、歓迎の意を表すのは日本と変わりないが、毎日の家族の食卓でも、
食器の多さには驚かされる。
以下、「クラブUSEN 1月号」の掲載から…
ソウルで料理を注文して驚くのは、サービスとして次々に出される、キムチなどの付け合せの小皿の数の多いこと。
時には十数種類出てくる。見ただけで満腹してしまいそう。
思わず別料金では?と心配になるが、韓国では当たり前。少量ずつ、数多くの食材を楽しむ。それが健康につながる。
根底にあるのは"韓方"の思想。
その食文化は"薬食同源"なのです。
韓国はすぐお隣の国。顔も姿もそっくりなのに、食事のマナーはずいぶん違う。
日本人は茶碗を持って食事をするが、韓国では、茶碗をテーブルに置いたまま箸を使う。それが作法なのです。
また、韓国では、食後、水やお茶で口をぶくぶくゆすいで、そのまま飲み込むことが多い。日本では、許されないマナー…?
子どもの頃、父親や祖母が、茶碗に一口お湯を入れ、くっついたご飯粒を掃除しなから飲み込んで、箸をねぶって、箸箱にしまい込む。
それが日課だったことを思い出す。
毎週金曜日、NHK・BS「チャングムの誓い」を見ていると、韓国の食文化に触れることができる。
ドラマでは毎回必ず、王様に出す食事を調理するシーンがある。時代背景は中世の王宮。このドラマを企画製作したお陰で、
途絶えていた当時の王室料理を、よみがえらせることができたという。
日本では、食材に手を加えず、素材そのものの風味を大切にして、シンプルな料理を楽しむ。
一方の韓国の料理は、実に多くの食材や調味料を使う。それを調理し、混ぜ合わせて食べる料理が多いのです。
両国とも歴史的に中国の影響が色濃く、食材も共通している。
決定的な違いは、中国から伝えられた「漢方」。日本ではあくまで薬としてしか広がらなかったのに対して、
韓国では庶民の食生活の中に深く根付いている。
例えば、日本人に好まれる"お粥"。梅干や卵だけのシンプルなものが好まれる。
それに対し韓国粥は、実にたくさんの食材を使う。粥の種類も多い。
黒ゴマを使った真っ黒な粥などは、日本人には薬にしか見えない。また、日本で人気のビビンバや、キムチ。使っている食材の種類、
本場韓国のものは、日本のものに比べると、断然多いのです。
韓流ブームに乗って、韓国のスターが日本を訪れるようになった。男女を問わず、韓流スターの素肌は健康的で美しい。 芸能人に限らず、韓国人女性の素肌が美しいことはよく知られている。
歴史的・文化的に、中国"漢方"の影響を大きく受けた韓国。その漢方を、韓国の風土に合った独自の"韓方"へと進化させていった。
そして、日常生活・食習慣の中に浸透していったのです。食は文化。国によって、地域によって、家庭によって、いろんな食べ方がある。
韓国を知るには、まず韓国の食文化を理解することから始めていきたい…。
■自然治癒力を高め、健康を守るサプリメント<その1>
・中国三大秘薬の一つ、自然治癒力を高める チベット産「冬虫夏草」
※日本では入手困難な最高級品"頂選"使用
・台湾路地栽培 自然治癒力を高める 高品質 「アガリクス・ハイパー」
・活性酸素を抑制し 老化を予防する 「ワイゼット・フォーミュラーSP」
・活性酸素を抑制し 老化の進行を抑える 「リポピュア」
・活性酸素を抑制するお茶 「ルイボス健康茶」
・成人病の予防に チベット産「ローヤルゼリー」
・更年期障害の改善に 「メノフォーミュラー」
・痴呆症の予防に、受験期のお子さんに、脳を活性化する「ピーセリンSP」
・骨粗しょう症の予防に 「グルコサミン・MSM」
商品提供/ノエビア
【心と体の健康情報 - 283】
~食と健康~「癒す心、治る力-5」
アリゾナ大学のアーノルド・ワイル医学博士の著書、「癒す心、治る力」から、その5回目です。
アメリカでは、ガンに侵された患者が集り、輪になって、お互いの悩み、恐怖など、心の内を語り合うグループ療法が試みられている。 この療法は、患者に生きる希望を与え、よりよく生きることを目指そうというのです。
結果、グループ療法をしなかった患者のグループよりも、平均1年半も長生きしたのです。
それは、免疫力を高めることにつながっているようです。
免疫力が高まれば、それだけガンを叩くことが出来るのです。
私たちの周りのほとんどの医師は、現代医学以外の療法に関心を示そうとしない。
女性のガン患者が副作用で髪が抜け、病気に絶望しても、医師は、抗がん剤療法に頼ろうとする。
問題なのは、薬の与えすぎ、治療過剰が当たり前のように行われていることです。
より単純で安全な方法に失敗したときのみ使われる"重火気"を、初めから使ってしまうことです。
更に問題は、医師たちが人間に備わった自然治癒力を生かす、単純な方法すら知らないことにある。
そして、あまりにも多くの医師が、治る可能性について悲観的見解を持ち過ぎ、「治ることは期待できない」
「病気とともに生きることを学べ」「覚悟したほうがいい」「これ以上医者に出来ることはない」という意味のことを、
患者や家族に伝えていることです。
私(ワイル)は、予防医学的なライフスタイルから、心臓疾患、ガン、 脳卒中を初めとする致命的な病気にかからないようにする情報を山ほど持っているし、医師から見離された人たちへの療法も、 いっぱい持っている。
ところが、ガンの専門医は大概、「治療以外の他のことはしなくていい」と、患者に言う。
患者は、制ガン作用のある食品や、サプリメントについて知りたいのに、医師は何も教えようとしない。
もしあなたが、信頼される医師から「あと半年の命…」と告げられたら、どうなるでしょうか?その直後から生きる希望を失い、 死ぬことに恐れおののき、社会や友人、家族から身を隠し、何も食べなくなり、心身は衰弱していくことでしょう。
反対に医師から会うごとに、「必ず治る」と言われ続け、励まされ、希望を与えてくれたら、思ったより早く治っていくのです。
30代半ばの男性が、かいよう性大腸炎と診断され、薬の投与を受けていた。
その後、副作用が気になった彼は、主事医に薬物療法の不満を述べ、他の方法で治療してくれるよう何度も頼んだが、無駄だった。
そして、「いいかね、他に方法はないんだ。このままだと、いずれ大腸ガンになる可能性が高いんだからね」と言われた。 主事医の無神経な言葉に三日間眠れなかった。頭の中は"大腸ガンになる…"ということばかりで、他に何も考えられず、 不安な毎日を過ごした。
この"呪いのことば"は、容易にとけない…。
医師の吐く言葉が、患者に恐怖を呼び起こす。そのことに医師は気づかない。
医師が患者に与える影響に気づき、医師のことばが健康を増進させる方向へ、自発的治癒を促す方向に持っていくことが大切なのです。
「治らない」「治せない」と思っている医師の治療を、いくら受けても、決して治らないということです。
■歩き遍路
数年前、親しくしていた社長が脳梗塞で倒れた。幸い軽くて済み、後遺症が残らなかった。 それが人生を見つめ直すきっかけになったのでしょうか…。儲かっていた会社を畳んで、四国へ"歩き遍路"に出かけていった。
車や乗り物に頼らずに歩き通す"歩き遍路"。
私も走破してみたいという思いはある…。
実際に体験した人の話では、気ままに楽しめたのは、最初の数日だけだったという。
後は、豆がつぶれ、筋肉痛に悩まされ、棒のようになった足を引きずって、ひたすら「あと○○キロ…早く着け」と念じる、
苦行の日々だったという。
長年、サラリーマンをやっていた習性からか、何事にもノルマを課して頑張り通そうとする自分がいる。私にとっての歩き遍路は、 ノルマ達成のための、歯をくいしばる日々になりそうです。
【心と体の健康情報 - 282】
~食と健康~「癒す心、治る力-4」
アリゾナ大学のアーノルド・ワイル医学博士の著書、「癒す心、治る力」
から。
ほとんどの医師は、現代医学以外の療法を採り入れようとしません。
更に問題なのは、薬の与え過ぎ、過剰検査、過剰治療が当たり前になっていることです。
■奇跡的治癒…食生活習慣の改善でガンを治した
医師のアラン・カピュラーは、リンパ節の腫瘍によるリンパ系のガンになった。
医者であるアランは、様々な治療法方を検討した結果、長年の食生活習慣パターンが、ガンの原因であることを知り、
食生活を改善することによって、病気を治そうと決意した。
肉食を中心として、牛乳、チーズ、蜂蜜とフルーツジュースというかたちで、砂糖も沢山とっていた。それに煙草も吸っていたし、
コーヒーも蜂蜜入りを一日に3杯は飲んでいた。
食事療法の立場からすると、みんな最悪のものばかり…。そこで、体によくないものは一切やめようと決意した。
次の日から、厳密な食事療法を始めた。玄米、味噌汁、野菜の煮物、海草などの「東洋の僧院食」を守り続けた。その処方では、肉類、
乳製品、砂糖、アルコールはもちろん、果物、サラダ、油類、パンなどが禁止された。
そして、「よく噛んで食べる」ことにも注意した。
「なぜ化学療法を受けようとしないのか」と問われた。アランは医師である。
現在の化学療法が“人間にどう作用するか"をよく知っていて、自分に毒を盛る気にはなれなかった。
食事療法を一年近く続けた。が、病状に変化は見られなかった。
担当医は、アランに「化学療法を始めるべきだ」と迫った。一年と数ヶ月過ぎたころ、アランのリンパ節の腫れが引き始めていることに、
気がついた。
その後、病気は順調に治っていった。
病気の経験から学んだことの第一は、「ガンは素晴らしい贈り物だった」ということ。
ガンになったお陰で、身体について、実に多くのことを学んだ。
そして、体に対する食物の影響に、ものすごく敏感になった。
痛感したのは、「自分の係りつけの医者は自分自身であり、自分を自分で治さなければいけない」
ということだった。
■治すコツは
(1)自我を捨てる
(2)それまでの間違った生活習慣を正す
(3)身体が勝手に治っていくことに任せる
身体は、治し方をちゃんと知っているのです。
~いのちの根~ 相田みつを
なみだをこらえて 悲しみにたえるとき
ぐちをいわずに 苦しみにたえるとき
いいわけをしないで だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが ふかくなり
いのちの根が ふかくなる
【心と体の健康情報 - 280】
~食と健康~「癒す心、治る力-2」
アリゾナ大学のアーノルド・ワイル医学博士の著書、「癒す心、治る力」の続きです。
現代医学の科学療法は、効力が鋭く、毒性の強いものが多い。その療法は、病気を元から治すのではなく、
症状を体内奥深くへ追いやってしまうケースが多分に見られるのです。
■奇跡的治癒例
ガンが両肺いっぱいに広がり、病院から“打つ手がない"と言われた男性が、自宅で死を迎えるために退院した。
半年後、その男が担当医の診察室に顔を出した。 ガンは消えていた!
ほとんどの医師は、一度ならずこうした経験をしている。
「自然治癒力」の力によって快方に向かった症例なのです。
■東洋医学と西洋医学の違い
中国医学は、病気に対する「自然治癒力」を高めていく方法を、何千年も追求してきた。
中国では、西洋とは病気への取り組みの考え方が全く異なる。
どんな病気に対しても、健康を維持するための「自然治癒能力を高めること」
「抵抗力をつけること」を主眼に置いて、処方対処してきた。
西洋医学もかなりの年月、病気の治癒に貢献してきたが、伝統的東洋医学の偉大さには、及ぶべくもないのです。
中国医学は、人間の持つ自然治癒力と協調した治療方法をとるため、細菌に対して抵抗が生じない。
処方する漢方が、細菌を“叩く"作用はなく(従って細菌の進化に影響を与えない)、
体の自然治癒力と協調して働くものだからです。
漢方の力は“免疫細胞の活性化"を促し、あらゆる“病気に対する抵抗力"を高めるのに役立つのです。
一方、西洋医学の抗生物質は、細菌を叩くことのみに有効であり、HIV患者に対しては、長い目で見た場合、 中国の生薬療法の方がはるかに有望と思われるのです。
漢方の力は、“免疫細胞の活性化"を促し、あらゆる“病気に対する抵抗力"を高めるのに役立ちます。一方、西洋医学の抗生物質は、
細菌を叩くことには有効です。
現在病院で使われている薬剤の多くが、“抗"という頭文字で始まっている。
抗うつ剤、抗炎剤、抗高血圧剤などきりがない。
一方、中国の生薬は、西洋医学の抗ウイルス剤に比べて毒性がなく、HIV患者の多くが、ウイルスを体内に残したまま、
比較的長期に渡って無症状の生活を送ることが可能なのです。
体の自然治癒力を強化するという東洋医学の考え方は、「人の体には、病気を起こすものに抵抗し、
それに対処しようとする能力が備わっている」と考えているからです。
もし、そうした考え方が西洋医学の主流だったら、現在のような医療の危機を迎えることはなかったのです。
<奇跡的治癒例>
糖尿病患者でヘビースモーカーだった若い女性が、ひどい心臓発作を起こし、意識を失ったまま集中治療室に横たわっていた。
心機能の急速な衰えを告げるモニターを見て、主治医も手のほどこしようがなかった。
ところが、数日後意識を回復し、元気にしゃべりはじめた。
あきらかに回復に向かっていた。
病気を治すのは医者ですが、病気を治すために最も大切なことは、本人自らが、本気で「治りたい」「絶対に治ろう」 と思い続け、あきらめないことです。
~次号 2/20に続く~
今回から、アリゾナ大学のアーノルド・ワイル医学博士の著書「癒す心、治る力」(角川書店)から、 自然治癒力のエネルギーのすごさについて、ご紹介します。
この本は、全米ノンフェクション部門ベストセラー1位になり、昨年一月に博士が来日し、注目されました。
博士は、長年に渡る「予防医学」「代替医学と自然治癒力」の功績が認められ、医学的研究と治療分野での最高賞、「ノーマン・E・
ジンパーグ賞」を受賞しています。
「病気を未然に予防することの大切さ」「人間の持つ自然治癒力と現代医学とのかかわり」を著した、398ページの博士の著書。
読んだ中からの抜粋です。
【心と体の健康情報 - 279】
~食と健康~「癒す心、治る力」
笑いのある“明るい"環境ほど、健康に良いものはない。そういった環境にいると、 病気が治ってしまう。笑いが、身体の自然治癒力を高める働きをするのです。東京の某クリニックでは、患者さんを落語演芸場や、 吉本へ連れて行く。繰り返すことで、著しい治療効果が認められると、学会に発表している。
ガンなどの治癒率がきわめて低いとされている病気でも、世の中にはいわゆる "奇跡的治癒"をとげた人が必ずいるものです。
ワイル博士は、アリゾナ大学で教鞭をとっている。博士は難病から生還した人をよく教室へ連れてきて、学生に体験談を直接聞かせ、 生まれながらに備わっている「自然治癒力」の力が、ときに医学の常識を破ってしまうという、 生きた見本に触れさせようとするのです。人の持つ治癒力のすさまじさを体感させ、「自然治癒力」の持つ力に、 目を向けさせようというのです。
現代医学の科学療法は、効力が鋭く、毒性の強いものが多い。その毒性のために、病気を治すための望ましい効果が、 “副作用"で相殺されてしまうことがあまりに多いのです。そして厄介なことに、抑圧的な治療を続けている限り、病気を治すどころか、 病気のプロセスを高めてしまうのです。
そして今、抗生物質などの “現代の特効薬"に対する抵抗菌の続出が、深刻な問題になろうとしている。 抗生物質の乱用が災いして、細菌は急速に新しい “抵抗メカニズム"を生み出しつつあるのです。
以前なら、抗生物質で治療できたはずの感染症。効果もなく死亡するケースが続出しているのです。 病院で"院内感染"で死亡するケースが度々発生している。一部の感染症専門医は、 抗生物質では対応しきれなくなったときの対策を考えはじめているという。なんとも怖い話です。
例えば、アレルギー体質患者の皮膚のかゆみや発疹といった症状の場合、その病気は皮膚の表面に出てきます。そして、 体表に現れた症状は、体内にいたときの症状よりも、より良い兆候だと教えてくれる。
一般に皮膚科の治療は抑圧的で、かゆみや発疹を抑える薬を投与することで、症状を消すことはできる。が、 将来もっとたちの悪いトラブルや、病気の原因を体内に閉じ込めてしまうことになる。
医師が使用する副腎皮質ホルモンは、非常に強力な抗炎ホルモンであり、医師は、 その害について真剣に考慮することなく、皮膚表面のトラブルが解消することを願う患者の要望に応えるために、 安易に投薬してしまうのです。
使用している間は発疹は抑えられる。が、ひとたび使用を止めると、たちまち症状が現れ、しかも以前より悪化するのです。 病を元から治すのではなく、症状を体内奥深くへ追いやっただけなのです。抑えつけられた病気と、 そのエネルギーはどうなったのでしょうか?どこへ行ってしまったのでしょうか?
~次号 2/13に続く~
■東洋一の都市「上海」
来月の会社行事に、上海旅行が企画されている。4年前、初めて観光した時の印象が、 今も強烈に残っている。 当時まだ工事中だったリニアモーターカーが、空港から上海までの30キロを7分で結び、世界一、 アジア一を誇る施設が、 あちこちに建造されている。
歴史文化の都市上海の人口は1800万人。東洋一の大都会である。
古い街並みと、超近代的ビル群、古い文化と、新しい文化が混在した上海に、また新しい名所が誕生する。
森ビルが、日本企業の出資を仰ぎ、地上101階、高さ492メートルのオフイスビルを計画しているのです。
展望台の高さは世界一。最高級のホテルが入り、上海にビジネス・文化・エンターテイメントの一大拠点が誕生する。 天空に伸びるその姿は、上海の新しいシンボルになるでしょう。
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 153】
~食と健康~
「回転寿司から魚が消える?」
北京市の中心街にある"元禄回転寿司"は、テニスコートが4面も入る中国最大の広さ。よく食べに行くという大学生、 「寿司は大好き、中華と違って油が少なくて健康にいい…」と言う。この回転寿司チェーンは、北京市に16店、全国に60店を数える。
中国のお魚料理といえば、ソウギョや鯉などの淡水魚が中心。国民の所得水準の高まりとともに、より価格の高い海水魚が、
食卓に乗るようになった。
台湾でもマグロの人気は高く、家庭で食するようになった。5年前まで、台湾で獲れたマグロの8割は、日本に輸出していた。
今は9割を台湾国内で消費する。
魚を食べる習慣のなかったヨーロッパ諸国でも、若者を中心に海水魚ブームに火がついた。BSE問題や、鳥インフルエンザの発生で、 魚志向が強まってきたのです。ロンドン市内の回転寿司は30店舗を数え、ニューヨークやモスクワでも、寿司は、 レストランの人気メニューになっている。
つい最近、ロシアのスパイだった、元連邦保安局中佐が、ロンドンで殺された。
その日、彼が歩いた足跡をたどると、寿司バーで人に会った時、放射性物質を被爆したと、捜査当局が発表。ロンドンの寿司バーが、
世界の注目を浴びることになった。
世界でとれるマグロの約4/1を日本人が食べている。ところが、世界的日本食・魚食ブームのあおりで、
日本国内の水産物価格は上昇の一途。
マグロは前年比47%高、カツオに至っては、72%も高くなっている。
ここへ来て、海外での魚介類の調達が思うようにいかなくなってきている。
日本の企業がマグロ、サケ、タラなどを買い付けようとしても、外国勢より低い価格しか提示できず、輸入できない「買い負け」のケースが、
急増しているのです。
数年前までは、日本企業の独断場だった買い付け。今は年末年始の必要量を確保するのも難しい。
日本が世界中の魚を思い通りに買えた時代は、終わりを告げようとしていて、マスコミは「将来食卓からマグロが消える」と、騒いでいる。
追い打ちをかけるように、"黒マグロ"の漁獲制限が段階的に実施されることになった。現在3万2千トンの漁獲量が、 2010年には20%減の、2万5千5百トンに減らされるのです。
11/28読売新聞
肉・野菜・果物・穀物・魚、ありとあらゆる食材を世界中から買い求め、日本人の胃袋を満たしてきた。そんなむさぼり尽くすような、 大量消費の食文化から、自然の恵みを大切に守り・育てる食文化へ、転換する時期が来ているのです。
庶民の魚、サバもイワシもシシャモも、高級魚の仲間入り…。食卓が寂しくなった。マグロの"トロ"も、間もなく、
庶民の手には届かなくなるだろう。
今の内に回転寿司で、お腹いっぱいトロをほお張ることにしよう…
■スキューバーダイビング中のハプニング
潜水を終え浮上するとき、減圧のため
水面下5メートルで、約3分間停止…
ついふた月前のこと。
スキューバーダイビングで潜水中に、やや下痢ぎみに便意を催し、お腹がグリグリいいだした。よほどのことがない限り、
バーディから離れる勝手な行動は許されない。
潜水コースを終えるまで必死にこらえ、ようやく浮上。
船に上って「トイレは?」
『すみません、有りません』
「……」
船が港に戻るまでの約20分、出そうになるのを必死こらえ…脂汗。
ようやくトイレに駆け込み、事なきを得た…。
夜中に出発して、コンビニで朝食を摂り、そのまま一本目を潜水したのが原因…。
この正月、フイリピン・セブ島で潜る予定。水が変わり、食べ物が変わり、お腹を
こわしやすい。薬を携行し、怠りなく万一に備えたい…。
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 151】
~食と健康~
「海外旅行、生水厳禁の理由」
海外旅行に出かけたとき、気をつけなければならないのが「水」。
会社の慰安旅行の帰り、香港を飛び立つ時、ムシムシする空港で、自販機が目に入った。カチ割氷の入ったコカ・コーラを、みんなで飲んだ。
関空から金沢へ向かうバスで、下痢症状を訴える人が出た。帰って二日間寝込む者も出た。空港の自販機、 しかもコカコーラなら安心と思ったのが大きな間違いだった。カチ割氷が原因でした。最初に買って飲んだのは私…海外慣れしていて、 免疫力があるのか?症状が出なかった。
毎日食べている白いご飯、日本料理は、日本の気候風土が生んだ水…美味しい"軟水"から生まれてくる。
ヨーロッパや東南アジアの水は、石灰岩の地層で、マグネシウムを多く含む"硬水"。マグネシウムや石灰分の多い"硬水"でご飯を炊くと、
黄色っぽくパサパサしたご飯になり、美味しくない…。それ故、油で炒めたり、トマトや香辛料を加えた調理方法になるのです。
流しそうめんや魚の洗い、冷やっこなどは、きれいな真水が生んだ、日本を代表する料理の傑作。
かつおや昆布の旨みを引き出して作る、煮物や吸い物、だしつゆが決めてのうどんや、そうめんも、日本の水から生まれてきた調理方です。
日本料理は、できるだけ手を加えずに、その素材の持ち味を生かそうと工夫する。これも、軟水のきれいな水のお陰。外国で、
これらの料理に出会うことはない。
このような食環境で育った私たち。海外を旅行して、料理が口に合わないのも無理からぬこと。海外でも、
イタリアやフランスの料理は美味しい。しかし、アメリカやイギリスの料理は美味しくない。毎日こてこてした、
ボリュームたっぷりの肉料理を食べていると、つくづく日本が恋しくなってくる。
海外へ出かけ、衛生管理の行き届いた都会で下痢をする人がいるのは、「硬水」に多く含まれる、マグネシウムが犯人です。
マグネシウムは、腸を刺激して便意をもよおす性質がある。わが家の便秘薬の成分を見たら、ちゃんとマグネシウムの文字があった。
海外旅行で生水を飲まないようにするのは、「不衛生だから」だけではないのです。
YOUS「水のあれこれ」より
マスコミほど怖いものはない。それまで信じていたものが、一回の報道で今まで
積み上げてきたすべてを否定され、信用を失墜してしまう。そのニュースの元が、
NHKだったり、"みのもんたの朝ズバッ"だったりすると、100%信じてしまう。
今お騒がせ中の「パロマ事件」のように、企業倫理感が問われる世の中。アガリ
クスも、そのように思われ、問題の企業は一社だったにも関わらず、アガリクスの
すべてを否定され、全てが悪者にされた。
その世界のことは素人同然の記者が、得た情報をオーバーな推測記事にして、
新聞やTVに流す…。社会的反響の中、専門家からその報道の間違いを指摘され
ると、忘れた頃になって「○○日付け報道は間違いでした。お詫びいたします」。
たった一言のお詫びで、さっさと幕を降ろしてしまう。後は知らぬふり…。
何一つ問題のない企業であっても、長年培ってきた「信用」を失墜し、失意のどん
底に落とされる…。そんな事例を幾つも見てきた。訴えようにも、マスコミの壁
は厚い。被害を受けた企業は、叩かれ損。運がなかったと諦めるしかない。
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 135】
~食と健康~
「"アガリクスに発ガン物質が…"のマスコミ報道、犯人は残留農薬だった!」
約一ヶ月前、「アガリクスに発がん性物質が! ガンに効くかは疑問…」と、
マスコミで報道され、アガリクス製品の信用が失墜した。
今日は、アガリクスの信用回復のために、書かせていただきます。
アガリクスの原産地はブラジル。原住民が薬草として珍重していたことから、
有名になった。ブラジル産は、量も少なく、そのほとんどがアメリカに輸出さ
れ、日本にはわずかしか入ってこない。
日本に出回るアガリクスは、中国産や、国内で人工栽培されたものが多い。
人工栽培のアガリクスは、栽培高麗ニンジン同様薬効が落ち、価格も安い。
以下、医療機関向け専門情報誌「メディカル・ニュートリション」第88号、
7/1発行の記事より抜粋したものです。
「今回摘発されたメーカーは、中国全土から集められ、乾燥処理した 中国から輸入される食品で、2006年度、人体に有害な残留物が 自然界の薬効植物の研究を行っている、金沢大学自然科学研究所は、 中国産アガリクス。害虫駆除のために殺虫剤が使われ、保存のため 金沢大学の大野教授は、「過去、
全国の研究機関の発表では、アガ リクスを長期連用して、弊害・毒性が確認されたという論文報告は皆無。 |
[栽培から製造・販売すべて一貫生販メーカーで、
産地特定が明らかなノエビア]
中国の生産農家はアガリクスを食さない。
生産効率を高めるため、毒生の多い
農薬を多用。加えて、まだまだ不衛生な中国の農村。牛糞が付着したまま現地
乾燥され、そのまま輸出されたものが日本に出回ったりする。
問題が見つかっても"原産地中国"というだけでは、産地の特定のしようがない。
それに対しノエビアは、台湾に自社管理農園を持つ。スピルリナ(クロレラの
一種)水耕園と、露地栽培のアガリクス農園を経営し、生産・衛生管理は徹底。
栽培から製造・販売すべてに責任を持つ、一貫生販メーカーで、産地特定を明
らかにしている数少ない国内メーカーです。
[ノエビアは、アガリクスが持つ、幾つかの有効成分のみを抽出]
サプリメントには、
ビタミンCやEのように、有効成分を抽出し、何十倍に濃縮して、
販売しているものが多い。
ノエビアのアガリクス。長年、大学と共同研究を重ね、アガリクスの有効成分
「ベーターD・グルガン」「多糖タンパク複合体」などを抽出し、高濃度に精製、
市場に送り出す。不必要な成分や不純物は、生産過程で排除されるので安心。
<自然を科学するノエビア/特許出願件数は、
花王に次いで業界二位>
自然派化粧品を世に送り出して30年。
「自然を科学する」を企業ポリシーに、
世界中に薬草を求め、研究開発に余念のないノエビア。
2004年度の特許出願件数は、花王に次いで業界二位。薬草の研究では、
世界をリードする企業としてその名を知られ、毎年学会での発表が注目される。
昭和薬科大学の田代眞一教授は、「サプリメントの中には、アガリクスのように、
疾病の予防や治療に役立つ、優れた商品があります。今回のような問題が
発生し、使用を中断することで、逆にそのサプリメントを必要とする人の、
健康上のリスクが高まってしまう」と指摘する。
報道したTV局や新聞社。その内容に誤解があり、記事に間違いがあっても、
信用回復に手を差し伸べるようなことはない。警察が誤認逮捕し、留置所に入
れられ、後日間違いでしたと放免されても、侘びを入れるだけ。被害に合った
人が信用を無くし、苦渋の思いをどれほどしようと、知ったことではないのです。
■ことばあそび/ことばの語源 「サーロイン・ステーキ」の由来
牛の腰上部を使った、最上級のステーキを「サーロイン・ステーキ」といいます。
この言葉の由来は、英国のヘンリー八世。
ある日、夕食に出されたステーキのあまりのおいしさに、
「どの部分の肉を調理したのか?」と、尋ねられた。
「ロイン(腰肉)でございます」と、料理長。
ヘンリー八世、
「これはただの"ロイン"ではあるまい。貴族の称号を与えるのに等しい」
と誉め讃えた。
そこから貴族の称号「サー」を付けて、「サー・ロイン」と言うようになった。
【心と体の健康情報 - 253】
「肥満になる理由」
寒い冬も、暑い夏も大好きな私…。30度を超えて、食欲は益々旺盛。
たっぷり汗をかいた後に飲むビールに焼肉…そうめん、たまらなく美味しい。
アイスクリームも大の好物。メロンにスイカ、とうもろこし、好きな食べ物が
いっぱいの夏…。
「肥えるから控えるように」と心配する妻の目を盗んで、冷蔵庫を物色する…。
成人男性で、ウエスト85センチ以上は"肥満体質"
日本の成人男子の二人に一人が肥満と、厚生労働省が発表。生活習慣病に
なる率は何と30倍にもなるとか…。飽食の国日本、肥満大国であり、生活習
慣病大国でもある。
加えて深刻なのは、子どもの「食」の乱れ。主なものは「狐食」と
「ながら食い」。
共働き・少子化が背景となって、たった一人、食卓でテレビを見ながら、漫画を
読みながら、パック食品やコンビニ弁当で食事を済ませる。
更にカロリー過多「脂肪過多」の問題がある。「ハハキトク」つまり、ハンバーグ、
ハムエッグ、ギョーザ、トースト、クリームスープの頭文字です。現代っ子が好
む食品です。
ここで注意しなければならないのは、体重を減らそうと、安易に朝食を抜くと、
ダイエットどころか、逆に太ってしまう…。お昼が待ちきれないくらいお腹が
空いて、つい食べ過ぎてしまう。栄養の吸収も良くなる。三食きちんと食べる
ことが、肥満の予防になるのです。
ほうじん六月号「賢い患者学」より
40代になって太りだす人が多いのは、「過食」と「運動不足」が原因。仕事や、
地域社会でのお付き合いが増え、接待、食事会、パーティなど、お酒を飲む
機会も多くなり、カロリー過多が続く…。
それに反比例するように、スポーツなどの機会が減り、運動量が落ちてくる。
太る理由はいたって簡単。摂取カロリーが、消費カロリーを上回るからです。
■以下「十の質問」をします。心当たりがいくつあるでしょうか?
(1) 多忙で、食事の時間が不規則
(2) 毎晩食事時お酒を飲み、食事のあと、間を置かずに寝てしまう
(3) 運動不足で、汗をかくことが少ない
(4) 車に乗ることが多く、歩かない
(5) 付き合いでお酒を飲む機会が多く、飲んだらよく食べる
(6) 焼肉や中華料理など、高カロリーの食事を好む
(7) おなかいっぱい食べないと気がすまない
(8) 早や食いである
(9) 管理職になり、社内のデスクに座っていることが多くなった
(10)朝食を抜くことが多い
私は(3)と(10)を除く、残り全部当てはまる。これじゃァ、太って当たり前。
痩せたいなら、これと正反対のことをしなければなりません。
女性の中年太りの原因で多いのは、家族が増えるにつれ、食事の残りものを
食べたり、子どもと一緒に間食や甘いものを摂り過ぎてしまうこと…。
更年期に入って、ホルモンバランスの崩れも、肥満の原因になります。
歳とともに、新陳代謝が悪くなってくることが影響して、体内脂肪が増え、
中年特有の「りんご型肥満体形」になる。これは、おなかの中の内臓周辺に
脂肪がつくタイプの肥満で、中年太りでお腹が出ている男性は、このタイプに
なります。
もう一つのタイプに「洋なし型肥満体形」があります。皮下脂肪型の肥満で、
皮膚の下に集中して脂肪がつくタイプです。お尻や太もも、下腹部がふっくら
としてきて、女性に多く見られる肥満の特徴です。
アルゼンチンは、牛肉は主食に近く、朝からステーキを食べるお国柄。ところが、
この五年で、牛肉の小売価格が二倍に高騰した。毎月5%とか10%、少しずつ
値上がりしていたが、気づいたら"倍"になっていた。
といっても、1キロ500円くらい。日本と比べたら価格は16分の1くらい。安い!
でも、家族四人、一日に1キロ半はペロリと平らげるお国柄。日本で、主食の
お米の価格が倍になったようなものです。
アルゼンチンは、鳥肉が一番高く、次が牛肉、豚肉が一番安い。しかし、吉野家
の"豚どん"のように、代替肉では我慢できない。牛肉でなければ満足できない国
なのです。
アルゼンチンの牛肉、BSEの心配もなく美味しい。長年、ヨーロッパに輸出して
きたが、政府は国民の不満を和らげるため、二ヶ月間輸出禁止にした。
ところで、日本で米国産牛の輸入が再開されたら、食べるという人、アンケート
回答者の三割しかいませんでした。何となく不安で、安心できないのです。
6/13 NHKラジオ
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 128】
~食と健康~
「食の不安」
お金に余裕があれば、将来の食糧難の時代に備えて、自給自足のための畑を
一枚買っておくのがいい。深刻な食料難の時代が、間じかに迫っているのです。
以下、6/2 読売新聞社説。
国連の調査によると、今年の世界の穀物生産量は、昨年を1900万トン下回り、
2年連続で"生産が需要を下回る"見通しだという。 この数年の間に、ロシアやイラクなど、世界の約四十ケ国が、深刻な 加えて、温暖化と乱獲で漁業不振が続く。特にマグロは危機的だ。 |
世界の食料生産、需要と供給のバランスが崩れるにつれ、今後、国家間の政治
の駆け引きの道具にされるだろう。その鍵を握るのは中国。国が豊かになるに
つれ、15億の民の胃袋を満たす食料を世界に求める。世界一の穀物輸入国に
なろうとしている…。
中国の消費増大が、石油価格高騰の原因になったように、穀物市場も、供給不
足が市場価格を引き上げ、私たち庶民の台所を苦しめることになるだろう。
食のグローバル化が進む。食品スーパーの売り場には、世界中から輸入された
肉や魚、野菜・果物など、所狭しと並ぶ。経済成長が急速に進む中国やロシア、
インドなど、地球は今や巨大な胃袋と貸しつつある。
そんな中で、食料の六割を輸入に頼る日本の将来は、極めて不安定な存在にあ
る。
子どもの頃、毎年春の訪れと共に、旬の鰯が食卓にのった。朝、浜に上った
ピチピチの、砂にまみれた地の"鰯"を、湯にして食べた。新鮮で、脂がのって
いて、腹に子がいっぱい詰まった、安くてうまい庶民のお魚だった。
その鰯も、今は高級魚。今年はまだ一度も食卓にのっていない。
高齢化が進む農家。耕作者不足で農地が荒れていく。これもこまった問題です。
その一方で、いつの間にか飽食に慣れ、食べ物を粗末に食い散らかす私たち。
子どもの頃に躾けられた「もったいない精神」は、どこへいってしまったのだろ
う…。
「お百姓さんが汗して育てたお米、一粒でも粗末にしたらバチが当たる」
「私たちの命を守ってくれるお魚。残さずに感謝していただかないと、お魚さ
んがかわいそう」など、つい最近まで、質素を美徳とし、贅沢を戒めてきた。
しかし、昔のような暮らしに戻ることなど、とても出来そうにない。
■食文化その一
日本食に欠かせない「生卵ぶっかけご飯」。その魅力を語り合う全国シンホジウ
ムが、10月30日、島根県雲南市で開かれた。この日を「卵かけごはんの日」に
決めたという。
シンポジウムのきっかけは、同市の第三セクターが開発した、卵ごはん専用醤
油「おたまん」のヒット。 10/31北国新聞
■食文化その二
町に銭湯が沢山あったその昔、来日した中国人が、町のあちこちに立つ銭湯の
煙突を見て言った。 「なぜ日本人は鶴と亀のスープがこうも好きなのか?」
中国では、「湯」はスープを意味する。当時多くあった「鶴亀湯」の名を見て、
"鶴亀スープ"と勘違いしたとか、しないとか…。中国には公衆浴場がない。
「湯の字」を見て、食堂と間違えて入って、びっくりしたかもしれない。
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 103】
~食と健康~
「料理は文化」
私はイナゴが大好物である。戦後間もなく、佃煮にして食べた味を覚えていて、
長野へスキーに行った帰り、お土産に買ってくる。ビールのつまみには最高。
家族は気味悪がって、そばに来ない。どう見ても、羽の生えたゴキブリである。
もう一つ私の好物、ドジョウの粕汁に目がない。ドジョウが泳ぐ鍋を火に掛け
ると、ドジョウは鍋の中でバチャバチャと暴れる。その後粕を入れて、味噌汁
にするとたまらなく美味しい。これで夏は最高。妻は、ドジョウが可哀そうと、
滅多に作ろうとしない。
食べ物は文化。国によって、地域によって、家庭によって、方言のようにいろ
んな食べ方がある。その国を知るには食文化を理解することが大事。
調理の仕方で、文化の成熟度がわかるという。
ところで日本人は、外国から見ると結構変わったものを食べる。タコやイカ、
ウニやナマコなどの魚介類を"生食"する。ヨーロッパでは、タコは悪魔の使い、
口にするものはいない。
熱いご飯に生タマゴをかけ、かき混ぜて食べる日本人を見て、欧米人は気持
ち悪がる。食通で、何でも食べる中国人ですら、生卵は食べないし、生きたエ
ビを、目の前で皮をむいて食べたりはしない…。
日本人は、インド人がスプーンや箸を使わず、直接指先でまぜて食べるのを
見て「汚い」という。が、お寿司を見たインド人、「日本人も、他人が素手で握っ
たものを食ってるじゃないか…」と言い返す。
上海の高級飯店で蛇料理が出た。美味しかった。蛇がぶつ切りに調理され、
皿に盛られている。それを見た日本人、箸をつける者は少ない。
メキシコでは、トカゲ料理が最高のおもてなし料理。折角の高級料理なのに、
トカゲと聞いただけで日本人はダメ。
また、日本人におなじみの魚肉ソーセージ。西欧にはそんなソーセージは無い。
自分の国のマナーや食に対するイメージ・常識が、よその国でもそのまま通用
するわけではない。よその国では珍味で舌鼓を打つものであっても、日本人に
受け入れられないものが沢山ある。国によって様々、それが食文化なのです。
私は旅先で、その土地の家庭料理をご馳走になるのが、何よりの楽しみ。
グアムで、元酋長の家に招待されたことがある。ぶつ切りにした魚と野菜を
オリーブ油で炒めた料理が出された。豪華なおもてなし料理だったが、魚が生
臭く、香辛料が強すぎて、喉を通る代物ではなかった。
これは例外で、初めて口にする料理が美味しかったときは、たまらなく幸せ…。
宮古島水深20m、岩穴から浮上してきたところ。 写真左に、下に潜っている人の泡ブクが… |
七月、宮古島へ行ったとき、民宿の夕食に招かれ、家族と一緒に食卓を囲んだ。
食卓にならべられた、食べきれない料理。今まで味わったことのない食材と味つけ。 奥さんの心を込めた手料理に舌鼓を打った。
地のお酒と一緒にいただくときが、一番の幸せです。
梅雨が上がったばかりの宮古島へ行った。今年二回目の遠征です。
水中には大きな岩穴のトンネルがあちこちに…。
横穴を奥に進むと、縦穴から差し込む光の帯と影。
ダイナミックな水中散策を心ゆくまで楽しんだ。
【心と体の健康情報 - 202】
~食と健康~
「元気を生み出すエネルギー源
COQ10(コーキューテン)」
「最近疲れやすくなった」という方、「いつまでも若々しく元気でいたい」という方に、 読んでいただきたい健康情報です。
ところで私は、先週末から宮古島で、スキューバー三昧の4日間を過ごした。
若い人たちに混じって、朝8時に出発して船に乗り、夕方6時に港に帰り、機
材を洗ってミーティンクが終わるのが夜8時。それからみんなで、お土産屋を
ぶらつき、居酒屋で飲みながらの懇親。これがたまらなく楽しい。12時近くに
ホテルに戻りキューバタン。
翌朝は6時に起きて前日のログ付け(潜水記録)の仕上げ、入浴…。
20~30代の元気ざかり皆さんと、丸一日行動を共にするので、体力勝負の
4日間。まだまだ元気いっぱいのお父さんです。
その元気の秘密が、前号でお伝えしたアンチ・エージング(抗老化)健康法。
私が二十代の頃、「クロレラ」や「ローヤルゼリー」が人気商品だった。その頃、
「ぶら下がり健康器」なども流行った。時が変わり、注目される健康補助食品も
様変わりする。
今話題のサプリメントは、「コエンザイム・キューテン(Q10)」。
健康補助食品として、また、化粧品などに付加され、人気沸騰中の商品です。
ところで、この「コエンザイムQ10」って一体何なの!?
一言でいうと「心とからだの元気を生み出す活力源」なのです。
”コエンザイムQ10”は、ビタミンCと違って体内で合成されます。「生命のエネ
ルギーを活発に保ったり」、「体内の有害物質を排除したり」、「病気に対する
抵抗力を高める」など、”細胞のエネルギー源”といわれる成分で、健康維持
に大きく貢献します。
ところが、加齢と共に、又、ストレスにさらされたり、偏った食生活などが原因
で、必要なだけの量のコエンザイムを、体内で生産できなくなります。
すると、”心と体”は次第に活力を失い、「ちょっと働いただけで疲れる」「何を
する気も起きない」、といった状態に陥いるのです。
更に、病気になると、体内のコエンザイムの生産量は更に少なくなってきます。
それが、病気に対する抵抗力、治癒力の低下へとつながっていくのです。
コエンザイムQ10は、十年くらい前から”心臓病の治療薬”として使われてき
ました。又、欧米では二十年くらい前から、”元気の源となる健康食品”とし
て広く一般に知られ、日本でも2001年から、「栄養補助食品」として認可され、
何時でも服用できるようになったのです。
疲れをやわらげる目的だけでなく、運動エネルギーの向上にも役立つことから、
スポーツ選手の愛用者も多い。オーストラリアの金メダリスト、イアン・ソープも
その一人です。
加えて、お肌のシワが消えるとか、減量効果があるとかで、化粧品の原料と
しても脚光を浴びているのです。
ハート出版「コエンザイムQ10」より
いずれにしても、心身の活力源である”コエンザイムQ10”。老化の原因とな
る”活性酸素”を抑制することでも知られていて、日頃から体内に補充しておく
ことは、アンチ・エージング(抗老化)のため、老いや病気を寄せ付けない身
体をつくるうえで、摂取しておきたいサプリメントです。
私の趣味の言葉遊びに「回文」
がある。
上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる。
興味を持ったのは、今から25年ほど前、粟津の国道八号線を仕事で行き来して
いたとき、なにげなく目に入ったモーテルの野立て看板「AKASAKA」。
左から読んでも、右から読んでも”アカサカ”
・まず手始めは皆様ご存知、落語家談志の「談志が死んだ」
「新聞紙」「竹屋が焼けた」なども知られている。
・落語に出てくる回文も、なかなかの出来です。
「長き夜の 遠の眠りの皆目さめ 波乗り船の 音のよきかな」
・江戸回文では
「ながき日に 子猫と子猫二匹かな」 「ご意見がしみてしてみし寒稽古」
「かたきが来たか」 「飯にお煮〆(しめ)」 「わたし負けましたわ」
【心と体の健康情報 - 200】
~食と健康~
「冬虫夏草って何?」
人は歳を重ねるにつれ老化が進み、大抵の人はいずれ何らかの病気になり、
死んでいく。普段、健康管理には無関心の人が、病気になってから慌てて医者
に通い、薬を飲むようでは遅いのです。
病気を寄せ付けない体づくりを、普段から心がけていなければならない。
健康な身体を維持するための、日頃の健康管理が大切になってくる。
四十を過ぎる頃から気になりだす衰えをカバーするため、何らかの健康法を
日常生活に取り入れ、続けることでしょう。
■馬軍団の奇跡
十年前、1993年の世界陸上選手権大会で、中国の女子選手が目を見張る
活躍をした。
前年まで無名だつた彼女たちが、世界の強豪を相手に次々と金銀銅メダルを
獲得していった。その翌年の大会では、11個もの世界新記録を打ち立てた。
彼女たちは、チームを率いる馬コーチの名を取って、「馬軍団」と呼ばれ、その
活躍は「馬軍団の奇跡」として称賛された。
そのパワーの秘密が「冬虫夏草スタミナドリンク」であることが、選手団から
公表され、一躍注目を集めるところとなった。その後、世界中に知れ渡り、
国内でも、スポーツ選手だけでなく、一般にも広く愛用されるようになった。
薬草の研究では世界的評価を頂いているノエビア。2001年中国政府の要請
で、チベットに薬草の学術研究団を派遣した。その時の実績が買われ、チベット
高原でしか採れない冬虫夏草の最高級品、「頂選」を輸入できるようになった。
ノエビアの冬虫夏草。病気、主に「生活習慣病」を予防するため、身体の自然
治癒力や免疫力を高め、病気に負けない身体をつくることを目的に発売された。
古来中国では「高麗にんじん・鹿茸(ロクジョウ・鹿の角)・
冬虫夏草」を、
不老長寿の秘草、王侯貴族の”三大薬膳”と称して珍重してきた。
チベット冬虫夏草は、過酷な自然環境、標高4500メートルの高原でしか
育たない希少かつ極上の品。その中でも特に高品質の「頂選」は、年間わずか
300キロしか採集できない。その「頂選」を、中国政府の許可を得て、輸入して
いるのです。
一般に販売されている冬虫夏草は、主に日本国内で人工栽培されたものが多い。
価格は手ごろだが、品質は、天然ものには遠く及ばない。
他では手に入らない、超希少価値のチベット冬虫夏草。それだけに価格も高く、
一箱10万円もする。自然採取された高麗人参が、ほとんど市場に出回って
いないように、市場では手に入らない。主に、ガンと戦っている病人さんが、
治癒力を高めるためにと、買っていく。延命効果は実証済みで、抗がん剤の
痛みを和らげることでも知られている。
ガンの宣告を受けた福井市の某社長さん。どこから聞きつけたか、一度に
六百万円も買っていったという。それにはあきれるが、すがりつくような思い
が伝わってくる。
病気になってから慌てるよりも、普段から病気にならないよう、毎月少づつ
サプリメントにお金を掛ける方が、経済的負担も軽く、健康にかけるエネル
ギーもわずかで済む。
病気の予防になり、健康維持のためなら、毎年一箱冬虫夏草を飲むのは、
決して高いものではない…。500万円もする高級車に乗っていても、病気に
なり、床に伏せてしまえば、無用の代物になってしまう…。
(注)冬虫夏草は、病気の自然治癒力を高める効果があることで、
一般に知られて
いるが、これでガンが治ることはない。
■幸せな老後を送るために欠かせない「4つの条件」
(1)健康であること
(2)仕事又は趣味があること
(3)家族に囲まれ、友達に恵まれていること
(4)お金に不自由しないこと
4つのうち一つでも欠けると、生きる希望がなえてしまいます。
そこで、老後に備えて…
(1)健康のために今何をしていますか?
(2)今の仕事を、一生続けようと思っていますか?
それとも、60歳を過ぎたら、他に何かやりたい仕事がありますか?
老後を豊かに過ごすための、「静」と「動」の趣味をお持ちですか?
(3)老後、一人寂しく暮らすようなことにはなりませんか?
(4)老後のための蓄えを始めていますか?
老後25年間、夫婦が”幸せに暮らすに必要な生活費”はどれくらいいるでしょうか?
・夫婦二人/老後の生活費 8.300万円 (月/276千×12ケ月×25年)
吉村外喜雄のなんだかんだ 第84号
~食と健康~
「健康は育てるもの」
どんなにお金があっても、どんなに生きがいとなる仕事や趣味があっても、健康を害してベッドに伏せていては…、
生きていたいとは思わないでしょう。
健康で長生きすることが、幸せな老後を送るための、不可欠な条件といえます。
■日本とアメリカの百歳以上長生きしている人
・日本(1億2千万人) 約 2万人
・米国(2億8千万人) 約 10万人
今や日本でも米国でも、百歳以上の人は珍しくありません。アメリカの人口は日本の2.3倍なのに、 百歳以上長生きしている人は、日本の五倍もいます。
なぜ、こんなに多いのか? 言ってしまえば、日本はたまたま百歳まで生きた人ばかりですが、米国では、 科学的に研究されたアンチ・エージング(抗老化)の知識に基づいて、日常から健康に気を使い、 元気に長生きできる体を作ってきた人が多いからです。
百歳まで元気に長生きできるアンチ・エージング法、「米国式・健康四つの法則」
を紹介します。何れも、今すぐ実行できることばかりです。
私(吉村)もアンチ・エージングを取り入れ、若さを保つ努力をしています。
(1)
適切な運動
アメリカに行くと、
ジョギングをしている人が多いのに驚かされます。運動で一番いいのは歩くことです。毎日欠かさず、
45分くらいウオーキングするといいでしょう。
足腰が弱ったらそれまで。長生きできません。太モモを鍛えておくことです。
「太モモは第二の心臓」と呼ばれるくらい大切。ウオーキングを続けると、モモとお腹にかけての筋が丈夫になり、
物にけつまづいたりしなくなります。
毛細血管が増えて血流が増し、動脈硬化や高脂血症などの、生活習慣病を予防してくれます。
(2)
抗酸化サプリメントの摂取
年齢を重ねるにつれ、
体内の酸化の度合いが早まってきます。
つまり、どんどん錆びがきて、老化していきます。錆びの原因は、体内で発生する”活性酸素”。活性酸素が悪さをして、
細胞組織を老化させるのです。
アメリカでは、体内の活性酸素の発生を抑えるために、”抗酸化サプリメント”を、日常生活で常食するのが一般的です。
日本の伝統食品である味噌、納豆、ぬか床などに抗酸化物質が多く含まれている。これに着目したノエビア。 日本で最初に、発酵食品から抗酸化サプリメントを開発(特許商品)し、商品化している。
(3)
低カロリ~食(一日二食主義)
禅宗の僧侶がおしなべて長生きであるように、 粗食こそ最大の長寿法です。
四十代に入ったら摂取カロリーを減らさないと、体内脂肪が溜まって、下半身デブの肥満体になってしまいます。
だからといって、いちいちカロリーを計算して、食事をするような生活はゴメンです。
簡単に言えば、一日一食減らす感覚で摂取量を除々に減らし、小食に慣れることです。
(4)精神
(心)の健康
長寿の人に共通しているのは、”くよくよ”せず、
何事も”肯定的・プラス思考”で、毎日楽しく暮らしていることです。
昔は55歳で定年、六十にもなると、本人も周りも老人扱い。ところが、平均寿命が80歳を超える今の時代、六十歳でも、
まだ二十年以上の人生があります。
肉体は歳とともに衰えていくのは仕方がない。が、心は気の持ち様で、若さを保つことができるのです。
佐藤富雄「60歳から黄金期」より抜粋
18~19日の二日間、大阪で開かれた経営発表大会に出席し、「ヤル気」を充電してきました。
研修の終りに、講師の先生が総括された内容は、以下のようなものでした。
【失敗する経営者の条件】
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【吉村外喜雄のなんだかんだ - 第7号】
~食と健康~
「松茸は日本人の味の故郷」
この秋、松茸が食卓に乗ったのは一度だけ。
カナダ産の松茸を頂きました。国産は一本二千円もする。庶民の食卓には高嶺の花です。この茸が、
西洋人にはまったく不評なのです。匂いも味もダメ。口に入れても、直ぐ吐き出してしまうくらい、美味しさを感じないのです。
松茸の香りを嗅いで目を細めるのは日本人だけ? 中国では、中華の材料に使われますが、よその食材の彩りであって、
松茸そのものを味わうわけではありません。
日本人の食文化は「醤油と味噌文化」
。外国に行くと、むしょうに日本食が恋しくなるし、五十を過ぎると、肉より魚、
パンよりご飯、スープより味噌汁でないと、食欲が湧いてきません。
若い頃はあんなに肉や脂っこいものを、お腹いっぱい食べて平気だったのに、今は、胃が醤油や味噌を求めるようになりました。
二十年以上海外生活をしている人でも、中年以降になると、日本食がやたらと恋しくなるそうです。
ベッドより畳の布団の方が良くなって、日本人がよみがえってくるのだそうです。
私は、若い人達が好むハンバーガーやピザを、昼食として食べる気にはなりません。うどんや、
鯖の味噌煮定食の方が絶対美味しいし、食欲も出る。ソースにバター、マヨネーズにトマトケチャップなどを使った料理は、
三日に一度でいいのです。
話を元に戻して、よその国の人が”くさい”としか感じられない松茸の香りと味を、
何故日本人だけが引きつけられるのでしょうか? 或る大学が、松茸の成分を分析したところ、その香りのもとは、
醤油や味噌に含まれている成分と同じであることがわかりました。日本人の味覚の故郷は、醤油と味噌なのです。
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 第6号】
~食と健康~
「水の不思議」
急に冷え込んできました。そして、日本酒が美味しい季節になってきました。
おいしい日本酒を造るために、酒蔵の四方にスピーカーを設置し、24時間音楽を流し続ける…。
これはもう珍しいことではなくなってきているのです。その効果は…
(1)発酵が促進された
(2)口当たりが良くなり、甘い:辛いの評価ではなく「旨い」
(3)全ての面で酒質が安定した
というように、音楽の波動が水に与える影響と結果が、続々報告され、その効果が証明されつつあるのです。
ことの起こりは、作曲家”宮下冨実夫”氏が、京都にある芸能の守、天河弁財天に音楽を奉納したとき、
「魂が揺さぶられる感銘」を受けたことからです。「この音楽を酒の発酵時に流したら、きっと良い酒ができるのでは…」と、
ひらめいたのが、酒蔵に音楽を流す始まりなのだそうです。
水には不思議な力が潜んでいる。周囲の状況を移し込む力をもった結晶で構成されている。音楽や言葉、
概念などに反応するのです。
二つの瓶にご飯を入れ、一方に「ありがとう」、もう一方に「馬鹿やろう」と書く。
その後、毎日繰り返し瓶に向かって書かれた言葉を投げかける。
一ヶ月後に「ばかやろう」と書かれた瓶の中では、ご飯が黒く変色し、瓶から悪臭がする。「ありがとう」
と書かれた瓶のご飯は白いままで、気持ちの良い香りが広がる。水には、音楽や言葉に反応する不思議な力が潜んでいるのです。
こういったことから、家族が揃って食卓についたとき、心から感謝を込めて「いただきます」と言い、食べ終わったら 「ごちそう様」と言うことがいかに大切か、その意味の大切さがわかったような気がします。
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