2201 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康 「高齢者/筋肉の衰えを防ぐには
たんぱく質の摂取が」
加齢に伴い、体力や気力が弱まってくる状態のことを、
医学会では「フレイル」といいます。
要介護と健常の中間の位置にあり、自立度が急激に低下
していく直前の状態をいいます。
フレイルに当てはまる人は、前期高齢者では1~2割程度
ですが、85歳以上になると3人に2人がフレイルだと
いわれる。
自立した高齢者を調査したところ、以下、コロナ禍を経て
3グループに別れた。
1つ目のグループは、全く筋肉の衰えが見られない。
2つ目は、コロナ禍最初の半年~1年目で筋肉が衰えた
ものの、その後の活動で状態が戻りつつある人たち。
3つ目は、1人てバスなどに乗れなくなったグループ。
このグループは手遅れで改善しません。
筋肉量を減らさないためには、タンパク質の摂取が
大切になってくる。年をとると食事量が少なくなるので、
回数で補うようにします。
兆候が出たら・・体重60㌔なら、1日70~90gの
タンパク質が必要です。
タンパク質を多く含む肉や魚でも、含有量は重量の
20%程度なので、間食に小魚入りナッツを取るなど、
幅広い食材から摂取する必要があります。
高齢者で、以下①や②の”口”の機能の衰えがある人の
死亡リスクは2倍以上になります。
①「さきイカ」「たくあん」など普通に噛み切れない
②食事中、むせることがある
普段それほど気にもならず、症状として自覚がないので
、大変怖い現象です。
読売新聞