2188 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「小松駅⇔空港に、来春自動運転バス導入」
小松市は来春、北陸新幹線が停車するJR小松駅と空港
を結ぶ4.4㌔の区間で、自動運転バスを導入する。
先々月10月から試験走行を始めた。
24年度は運転手が乗車し、状況に応じて「手動運転」
に替える「レベル2」で走行。25年度以降は一定の条件
下で運転手無しで走行できる「レベル4」を目指す。
中国の比亜迪(BYD)のEVバスを2台導入・・
車両には、周囲の状況を認識する32基の高性能センサー
やカメラなどを設置。走行ルートの三次元地図をシステム
に読み込ませ、自動的にルートを走る。
当面は乗客数を15人とし、時速35㌔で運行する。
小松市は、空港からJR駅までの接続を向上させ、人の
流れが増えることを期待する。幹線道路の拡張整備も
すべて完了した。
新型コロナウイルス禍前は、空港に降り立った乗客の
ほとんどが、バスで金沢駅などに直接向かい、小松駅
を利用する人は1割にも満たなかった。
注目される「自動運転バス」の初乗りを体験したい利用
客を見込み、小松駅周辺のにぎわい作りに期待する。
市では、運転手不足解消にもなり、安定した運行を提供
したいと目論む。
市長は、小松市の空港と新幹線双方の発展により、
日本海側の拠点都市を目指したいと・・
加賀市も同様の計画を立て、JR加賀温泉駅⇔山代温泉
総湯を結ぶ事業に取り組む予算を、市議会に提出している。
読売新聞