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酒は百薬の長/今は昔

2186 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「酒は百薬の長/今は昔」

お酒・・
「どんな量、どんな種類のお酒であっても、ガンをはじめ
  病気のリスクが高まり、健康には悪い。飲酒は少なけ
  れば少ないほど良い」・・医学界の常識になりつつある。

厚労省がまとめたガイドラインでは、「飲酒量をできる
限り少なく」と訴える。 できる限りとは曖昧だが、一日の
「純アルコール量20g。
ビール中瓶1本、日本酒1合
  以上で大腸がん発症のリスクが高まる」
というから、ほろ酔いでストップしなければならない。

国立ガン対策研究センターは・・
「ガン予防の観点から言えば、一滴のお酒でもリスクに
  なる」というのが国際的評価と話す。

飲酒が日本人のガン全体のリスクを高めるのは”確実”
とされ、日本人に多い大腸や肝臓、胃、食道、乳ガンは
そのリスクの高さを示している。
毎日3合以上の酒に強い人は、食道ガンのリスクは8倍に、
弱い人は50倍にもなる。 

今まで、心筋梗塞や脳卒中に対しては、適量の飲酒が
予防になると言われてきた。酒を全く飲まない人より発症
リスクが低い・・という研究結果が災いしたのです。

最近になって飲酒と病気に関わる研究が進み、
「少しのお酒は体に良い」という説は”過去”のものに
なろうとしている。
日本循環器学会では、アルコールの摂取量を、
ビールは中瓶1本、日本酒は1合、ワインはグラス2杯
までに抑えるのが望ましいとする。

ガイドラインでは「高齢者は若者より酔いやすい」
「男性より女性のほうが酔うのが早い」
クリスマス、お正月と飲む機会が多い・・自分に合った
飲酒量でお酒と付き合うようにしたいものです。 



                                                日経新聞「医療・介護・健康」

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