2177 【吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康
「若返りにウオーキング/理想的な歩数は?」
健康維持の運動で、気軽に取り組めるのがウオーキング
です。
早稲田大学で、65歳以上の高齢者を対象に
「歩数と死亡リスクの関係」を研究して発表した論文に
よると・・
1日に5000歩未満しか歩かない高齢者が、
1日の歩く量を1000歩増やしたら、死亡リスクが
23%低下し、10ヵ月ほど寿命が延びたという。
ただ、沢山歩けば長生きできるかというと、ちょっと
違うようです。よく聞くのは”1日1万歩”だが、
そんなに歩かなくてもよいのです。
早稲田大学の研究では、寿命を延ばす効果は
5千~7千歩くらいで頭打ちになるという。
60歳以上を対象とした海外の研究でも同様に、
効果は8千歩くらい迄だという・・
私の歩巾は70㌢・・1万歩を距離にすると7㌔になる。
高齢者の場合、膝が悪いのに1日1万歩歩くことなど
無意味です。
次に、犬を散歩させる時のように、ただ歩くだけでは
何歩歩いても意味がなく効果もない。
大切なのは歩く強度・・
効果的な歩き方は・・
「歩巾を更に5㌢大股で、腕を前後に大きく振って、
カカトで着地し、息切れするほどのややきつい早歩き」
を3分、「ゆっくり歩きで呼吸を整えながら」3分・・
を繰り返す。
それを1日30分、週に4日のペースで5ケ月続けたら、
体力は最大20%向上し、約10歳若返りが実感できる。
ウオーキングが日々の生活に組み込まれて習慣化すると
、健康維持だけでなく、糖尿病や認知症の予防・改善の
効果も期待できるのです。