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2023年11月 アーカイブ

2023年11月01日

今年のカニの漁獲枠、最悪期を脱し前年比21%増の回復傾向に

■ズワイガニ、水揚げ港によって名前が変わる

・島根・山陰/松葉がに ・福井県/越前がに

・石川県/加能ガニ   ・新潟県/越後本ズワイ



2172 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「今年のカニの漁獲枠、
最悪期を脱し前年比21%増の回復傾向に」


今年のズワイガニ漁・・今11月6日に解禁となる。
ズワイガニは日本海を代表する水産資源です。
安定した漁獲量を維持するため、国は資源量を調査し、
毎年の漁獲枠を定めている。

ズワイガニの漁獲量は、環境変化などで激減した最悪期を
脱して回復傾向にあり、昨年から少しづつ増やしている。
今年11月~翌年3月末の漁獲枠は3400tで、前年比
21%増に・・
各産地は、直近3年間の漁獲実績に応じて、今年の配分
が決められた。

漁獲量トップの鳥取県は989t (前年比24%増)
兵庫県947t (13.2%増)、
福井県235t (46.8%増)
石川県107t (38.9%増)に配分される。

ズワイガニは、大きく育つまでに10年以上かかる。
日本海のカニ漁は11月6日に解禁され、3月後半まで
続く。
福井県は昨年”早いもの勝ち”で取りすぎ、解禁日から
10日ほどで漁獲枠の半分を消化してしまった。
観光客が越前カニを求め、楽しみに訪れても、
カニが不足する事態になった福井県・・各県に謝罪し、
国が定めた枠を増枠してもらってしのいだ。

今季から、各県は自主的に漁獲規制を厳しくした。
福井県は「オスの甲羅10㌢未満は捕獲禁止」
「1操業あたりメス3500匹まで」
石川県は「小さなカニの多い場所は、禁猟区を拡大」
枠に上限があるため、値段の高い立派な
カニを水揚げし、収益の拡大を図る。



                                                      日本経済新聞

2023年11月04日

AI は人類の利益になるか?

2173 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
21世紀の産業革命
「AI は人類の利益になるか?」

人間に勝る賢さを獲得しつつあるAI 。
「チャットGPT」をはじめとする生成AI の登場で、
新たな進化の段階を迎えようとしている。

AI の進化速度はすさまじい。「チャットGPT」が優れ
た点は”AI を大衆化”したことにある。
技術的に高度なだけでなく、利用者には親しみやすく、
使いやすく、様々な用途の役に立っているからです。

生成AI は優れた開発者の為のツールであり、顧客サー
ビスや情報収集、電子メール作成などにその能力を発揮
する。
AI はすでにインターネット広告から医療の画像診断まで
巾広く役立っている。様々な産業分野に恩恵をもたらした
100年前に発明された”電気”を上回る。

高校生から中小企業、大企業まで誰もが「チャットGPT」
のようなツールを使えば、経験と能力を要する従来の垣根
は下がってくる。
AI は既に、医師や弁護士試験に合格する知的水準に
達していて、人間をしのぐ賢さを手に入れつつある。

電卓の計算力が人間より優れているように、
「チャットGPT」も、特定の作業では人間を上回る。
ただ、仮にA1 が医師の国家試験に合格しても、
訓練された人間の医師をしのぐことはできない・・
AI が、人間と全て入れ代わって担えるわけではない。

ならば人間は何をすべきか?
AI には無理でも人間にできることは沢山ある。
AI が自動化するのは仕事そのものではなく、一部の作業
だ・・
多くの職業でその比率は40~20%になるだろう。
問題は、余った人の余剰力を使い、より価値を生み出す
仕事ができるかどうかだ・・

2023年11月10日

AI が苦手なこと、弱点は・・

2174 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「AI が苦手なこと、弱点は・・」

米国で、囲碁のアマチュア有段者が超人AI と15回
対戦し、14勝したと報じた。AI の弱点を徹底的に
調べあけた結果の勝利だという・・

囲碁AI が初めて人間のトップ棋士を破って7年・・
その強さはとどまるところを知らず、今や互角に戦える
棋士はいない・・はずだった。

ところが、アマチュア棋士が放った定石を無視したあり
えない”悪手”にAI はほんろうされ、破れてしまったの
です。過去1万局以上のプロ棋士の対局を取り込み
記憶したAI にも
、盲点があったのです。

トップ棋士を上回る実力のAI だが、プロ棋士が絶対打た
ない定石ハズレの局面では、打ちたいところがあまりに
多く、何をすれば最善か、正しく認識できなかったのです。

AI が得意なこと
・大量のデーター処理       ・ルール化された単純作業

AI のメリット
・業務の効率化で人手不足を解消 ・生産性の向上
・ミスや事故が減り、安全性が向上
・人件費などのコストの削減
・顧客や市場のニーズを把握。顧客満足の向上
・高精度なデーター分析と予測

AI が苦手にすること
・創造性を必要とする作業          ・合理的でない判断
・相手の気持ちを汲み取ること      ・目的を示す
・少ないデーターでの推論
・入力デバイスの性能を超える作業

AI の欠点
・大量のデーターがなければ答えが出せない
・示された結果に対する根拠がわからない
・覚えたことを忘れてしまう
・人の心の動きや感情が理解できず、創出もできない

2023年11月12日

テクノ新世・人間がゴリラになる未来

2175 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「テクノ新世・人間がゴリラになる未来」

人工知能(AI)が加速的に進歩している。
AI の技術が人類の知性を超えるレベルに達したとき、
人類の未来は大きく変わり、これを有効に運用すれば、
人類はAI に労働を代替えさせて、文化的活動にいそし
めるユートピアが実現するだろう。

一方でAI を危険視する声もある。
対話型生成AI 「チャットGPT」を巡って、生物兵器の
作り方や、効果的な犯罪の方法などを答えさせる
利用者がいた。テクノロジーの進歩に現在の倫理観が
追いついていけない。

危険なのは、人間による”悪用”だけだろうか・・
超知能となったAI と、人間の意見が一致しなくなった
ときにどうするのか?・・という大きな問題がある。

AI が賢くなりすぎることを阻止しようとすれば、
AI は人間を”排除すべき対象”と見なすかもしれない。
AI は、最後には人間の脅威になるだろう・・

人類が、自然界の覇権を握る存在になり得たのはなぜ
かを考えてみてほしい。それはゴリラなどほかの霊長類
より知的に優れていたからだ。

だが、テクノロジーが人類を支配する立場になれば、
人間はゴリラの地位に転落することになる。
AI は『不可逆的なテクノロジー』だ。一度実現して
しまったものを元に戻したり、無しにしたりはできない。

近い将来、我々は必ず『いかにAI を制御するか』
という難問に直面しなければならなくなる。
高をくくっていては、いずれ人類の価値や生命が
脅かされるリスクを抱えることになる。



                                                  日本経済新聞

2023年11月14日

ことば遊び 「18歳と81歳の違い」

2176 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
ことば遊び 「18歳と81歳の違い」

『 恋に溺れるのが18歳  風呂で溺れるのが81歳 』

『 道路を暴走するのが18歳  逆走するのが81歳 』

『 心がもろいのが18歳   骨がもろいのが81歳 』

『 ドキドキが止まらないのが18歳
                             動悸が止まらないのが81歳 』

『 恋で胸を詰まらせる18歳
                              餅で胸を詰まらせる81歳 』

『 偏差値が気になる18歳 
                          血圧・血糖値が気になる81歳 』

『 まだ何も知らない18歳
                              もう何も覚えていない81歳 』

『 自分探しをしている18歳 
                             皆が自分を探している81歳 』

『 私の瞳見て   あなたしか写っていない18歳
        なんでじろじろ見るのよ  気持ち悪い81歳 』

『 素直に   何でも言うことを聞く18歳 
                ひねくれて  言うことを聞かない81歳 』

『 金がない   経験がない  彼氏がいない18歳
                   毛がない 歯がない 先がない81歳 』

『 彼と手を取り合う18歳   財産を取り合う81歳 』

『 スタイルを気にする乙女心の18歳
                          太めずんどうを気にする81歳 』

『 番茶も出花の18歳   番茶も出がらしの81歳 』

2023年11月17日

若返りにウオーキング/理想的な歩数は?

2177 【吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康 
「若返りにウオーキング/理想的な歩数は?」

健康維持の運動で、気軽に取り組めるのがウオーキング
です。
早稲田大学で、65歳以上の高齢者を対象に
歩数と死亡リスクの関係」を研究して発表した論文に
よると・・
1日に5000歩未満しか歩かない高齢者が、
1日の歩く量を1000歩増やしたら、死亡リスクが
23%低下し、10ヵ月ほど寿命が延びたという。

ただ、沢山歩けば長生きできるかというと、ちょっと
違うようです。よく聞くのは”
1日1万歩”だが、
そんなに歩かなくてもよいのです。

早稲田大学の研究では、寿命を延ばす効果は
5千~7千歩くらいで頭打ちになるという。
60歳以上を対象とした海外の研究でも同様に、
効果は8千歩くらい迄だという・・

私の歩巾は70㌢・・1万歩を距離にすると7㌔になる。
高齢者の場合、膝が悪いのに1日1万歩歩くことなど
無意味です。
次に、犬を散歩させる時のように、ただ歩くだけでは
何歩歩いても意味がなく効果もない。
大切なのは歩く強度・・

効果的な歩き方は・・
「歩巾を更に5㌢大股で、腕を前後に大きく振って、
  カカトで着地し、息切れするほどのややきつい早歩き」
3分、「ゆっくり歩きで呼吸を整えながら」3分・・
を繰り返す。
それを1日30分、週に4日のペースで5ケ月続けたら、
体力は最大20%向上し、約10歳若返りが実感できる。
ウオーキングが日々の生活に組み込まれて習慣化すると
、健康維持だけでなく、糖尿病や認知症の予防・改善の
効果も期待できるのです。

2023年11月20日

筋トレとウオーキングで転倒防止

■大腰筋、筋トレ・スクワット

筋トレの目安は、大腰筋を鍛えるスクワットを
週に3回以上、1セット15回を3セット行うといい。

① 足を肩巾に開き、「前ならえ」の姿勢で立つ
② 息を吸いながら、しゃがみ込むように
     お尻を腰掛ける位置まで下ろす
③ 息を吐いて、立ち上がる

高齢者は、椅子の背もたれに両手を置き、体を
支えた状態で、しゃがむ、立つ、のスクワットを行う。

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高齢者も地道にスクワットを続ければ、確実に
筋力が上がります。



2178 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「筋トレとウオーキングで転倒防止」

小さな段差でつまずいて転倒・・その時の骨折れがきっ
かけで寝たきりになり、認知症が進んでしまう高齢者。

転倒を防止し、元気に歩いて、健やかな老後を過ごすに
は、筋トレウオーキングを毎日続けるのがいい・・

筋肉量は20代がピーク・・意識して筋トレをしない限り、
40代以降年1%ずつ筋肉量が減少していき、
70代には半分になってしまう。

上半身と下半身をつなぐ大きな筋肉、大腰筋の筋肉が
減少すると、歩行時に足が高く上がらなくなる。
歩巾が狭くなり、ちょこちょこしたすり足の歩き方になり
、わずかな段差でもつまずき、転んでしまう。

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筋肉量が増えると基礎代謝が上がります。
それに、有酸素運動のウオーキングが加わることで、
脂肪の燃焼効果が高まり、中性脂肪血圧
血糖
改善し、動脈硬化の予防、更に骨粗鬆症の予防にも
なる。
ウオーキングだけでは筋肉の増大は望めない。
”筋トレ”と組み合わせることによって、大きな効果が
得られるのです。
そのために、ウオーキングを
日々の生活習慣として定着
させます。

目標としては一日30分/8000歩歩くのが望ましい。
雨天や猛暑日にはムリをせず、別の日に多めに歩き、
1週間単位、あるいは1ケ月単位で、目指す目標を
達成するようにする・・

思い立ったらすぐに始める。日々の生活習慣に定着
するまでやり続ける・・  



                                            日経新聞「カラダづくり」

2023年11月23日

はびこる・根拠のない”売上No1”広告

■処分された事業者

エステ」・・「施術満足度1位」「2冠達成」
  女性対象のエステの調査で、回答者の3/4が
利用歴のない男性。順位も1位ではなかった

家庭教師」・・「満足度第1位」「口コミ人気1位」
回答者に生徒以外が。大手7社をはぶいた

健康食品」・・「7冠達成」「商品満足度No1」
購入歴がなくても回答できるイメージ調査

整骨院」・・「満足度98.7%」「口コミ数No1」
有力な競争相手を調査から除外
調査協力者に最大3万円の商品券配布



2179 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「はびこる・根拠のない”売上No1”広告」

「人気度No1」などの文句で、販売実績や顧客満足度
を宣伝文句にした広告がちまたにあふれている。
そうした広告、根拠のないものが多く、うんさ臭ささを
感じるのは私だけだろうか?

「勝手に業界No1をうたっている」
「何についてのNo1なのか、わからない」

日本広告審査機構(JARO)には、今年3月までの4年
間に「No1広告」に関する苦情や相談が、355件寄せ
られた。
消費者庁は「合理的な根拠に基づかず、消費者を誤解
させる表示をした事業者には厳しく対処する」としている
が、景品表示法に違反する取締の対象になり、
行政処分を受けた事例を耳にすることは稀です・・

広告主にとって「No1広告」は、商品の価値や人気を
分かりやすく示し、消費者にアピールする有力な手段に
なる。その結果、裏付けのないランキング広告が氾濫する
ことになる。
こうした中、今年の5月に成立した「改正景品表示法
では、故意に不当表示をした時、行政処分を経ずに
100万円以下の罰金を科すことができるようになった。

また携わった調査会社も、広告主の「共犯」として処罰
できるようになった。
私たち消費者は、宣伝文句を安易に信じたりせず、
「ウソを見抜く目」を持つ必要があるのです。



                                                              
                                                                             読売新聞

2023年11月26日

来年3月16日/北陸新幹線・敦賀延伸開業

■北陸新幹線/かかやき料金

・東京ー金沢           14,380円
・金沢ー福井             3,740円
・金沢ー敦賀             5,480円
・金沢ー大阪             9,410円(敦賀乗り換え)

※サンダーバード、金沢ー大阪の現行料金は 
    7,790円で、開業後は1,620円高くなる。



2180 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「来年3月16日/北陸新幹線・敦賀延伸開業」

北陸新幹線・金沢--敦賀間は、4ケ月後の来年3月16
日に延伸開業する。東京ー福井間は2時間51分と
3時間を切り、首都圏との往来の利便性が高まる。

長年愛用してきた特急「サンダーバード」「しらさぎ」
は、金沢--敦賀間が廃止になる。

金沢から大阪や名古屋方面に行くには、敦賀で乗り換え
なければならなくなるが、金沢ー大阪間の所要時間は、
乗り換えを入れて22分短縮する。

運行計画によると、東京ー敦賀間を結ぶ「かがやき」
は1時間に1本・9往復。停車駅の多い「はくたか」は
5往復運行する。

1日1往復・大阪ー和倉温泉を直通で結んでいた
サンダ
ーバードは廃止になり、敦賀、金沢で2度乗り換え 
が必要 になる。金沢から特急「能登かがり火」が5往復
する。
北陸新幹線・各駅を結ぶ「つるぎ」は”速遠型”と
各駅”停車型”を用意し、富山ー敦賀間で18往復、
金沢ー敦賀間で7往復運行する。

北陸新幹線の敦賀延伸で、金沢から富山市・福井市への
所要時間はそれぞれ20分に・・3県は30分圏内になり、
経済・観光の継ぎ目がなくなって、結びつきは更に強まる。

新幹線通過駅になる富山・石川・福井の各駅は、広域観光
を見据えた戦略を練り、ビジネスや観光客の集客増に期待
する。

2023年11月29日

長生きをするための15ケ条

2181 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康 「長生きをするための15ケ条」

日本人の平均寿命は男性81,05歳、女性87,09歳。
健康寿命の平均は男性72,14歳、女性74,79歳。

70歳を過ぎる頃から、寝たきりや介護を要する年寄り
増えてくる。人生100年時代・・いつまでも元気で
健康でありたいと願う・・そのためには
「嫌なことは我慢せず、好きなことだけすればよい」

●欲望は長生きの源。枯れて生きるなんて100年早い
●孤独は寂しくない。気楽な時間を楽しもう
●食べたいものを食べればいい・・お酒も飲めばいい

●肉を食べよう・・なかでも赤みがいい
●ダイエットは不要・・小太りぐらいがちょうどいい
●運動は無理をしなくていい・・散歩が一番

●おむつを恥じることはない。行動を広げる味方です
●薬は、不調のときだけ飲めばいい
●医療に頼るな。医師には「健康」という視点がない

●認知症を嘆くな。生きる知恵と力は残っている
●ガンは切らないほうがいい
●眠れないときは寝なければいい。眠くなったら 
    眠ればいい

●さぼることは恥でない・・我慢して続けなくていい
●エロティックは恥ずかしいことではない
    いくつになっても刺激を求めていい
●老いを受け入れよう・・今できることを大事にする



                       ベストセラー幻冬舎「80歳の壁」より

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