2157 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「岐路に立つ人類/人知超すAI 技術(7)」
教育各社で生成AI 「チャットGPT」を導入する動きが
広がっている。N社は「チャットGPT」を活用し英作文
を添削する機能を開発中だ。
生徒に英作文を書いてもらい、AI が添削して単語や文法
の間違いを指摘する。適切な表現の言い換え案も提示する。
今秋をめどに、高校生向けのクラスで導入する予定という。
生徒は英作文学習ではこれまで、自分が作成した答案が
正しいか確認するには、学校や塾の先生に聞くしかなか
ったが、タブレット端末を購入して自分の英文を入力・・
画面に表示される「AI で添削」をクリックすると、単語や
文法の間違いを指摘し、文脈に合わない表現の修正案を
提示してくれる。
生徒は自宅で一通り学習した後、学校や塾の先生に提出
するようになる。
添削の精度が上がれば、多忙な先生にも余裕ができ、
より多くの生徒を教えることができるようになる。
今後は、国語や数学の答案添削にも機能を拡大していく
予定・・
「チャットGPT」は、問題を作り回答もできるほか、
回答に至ったプロセスまで説明してくれる。
暗記や計算など単純な学習の指導は、AI が代わってやる
ようになる。
そして、45年頃にはAI の能力が人の知能を超えていく
と、専門家は予測する。
日経新聞「テクノ新時代」より