2137 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「老化を遅らせる酵素”NMN”に注目」
齢を重ねるとともに様々な病に悩み、自立した生活が出来
なくなる人が増えてくる。老いを重ねながら病気にならない
健康な体を保ち、ピンころりんと逝きたい・・誰もが願う
老後です。
平均寿命と健康寿命の差は、2021年度男性は8.7年
女性は12.1年と、医学が進歩いているのに、二十年前
と同じで変わらない。
老化による病気は、一つ治療としてもまた別の病気に
出てくるため、差が縮まらないのです。
そこで老化を遅らせることによって、病気を回避する・・
現在82歳の私の健康への、基本的な考え方です。
”老い”とは何なのか? 老いを克服する未来とはどんな
ものなのか?今医学の現場で、老化を遅らせる物質、
酵素「NMN」の存在が注目されている。
誰もが持っている遺伝子の酵素で、十年前ワシントン大学
の今井紳一郎教授が、齢をとっても元気でいられるメカニ
ズムを研究する過程で発見した。
この、誰もが持っている酵素の働きを活かせてやれば、
若さが維持できるのです。ところが、齢とともにこの働き
が弱まってしまうのです。
酵素の働きを活発にするにはどうすればよいのか?
そのメカニズムは次号で・・