■丈夫な骨作りに必要な栄養素
骨の主成分であるカルシウムやタンパク質
カリウムの吸収を助けるビタミンD
カルシウムの骨への定着を助けるビタミンK
骨の代謝を助けるマグネシウムをバランス
よく摂取する。
・カリウムを多く含む食品
藻類、果実、芋、豆類、肉魚介類、野菜
・ビタミンKを多く含む食品
ブロッコリ、ほうれん草、納豆、わかめ
・マグネシウムを多く含む食品
魚介類、海藻、穀類、野菜、豆類
2132 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「シワやたるみの原因は骨・・」
年齢を重ねると、顔のシワやたるみに悩む人が多くなる。
老け顔の根本原因は、皮膚や筋肉の衰えだけでなく、
その下にある骨の萎縮にある。
加齢とともに顔の骨がやせ、顔筋を支える”じん帯がゆる
んで”たるみが起き、まぶたがくぼんだり、ほうれい線が
目立ってくるのも、顔だけでなく全身の骨密度の低下に
よるものです。
骨は皮膚と同様に新陳代謝を繰り返します。
古くなった骨は破骨細胞が壊し、そこ部位を骨芽細胞が
新しい骨を形成する・・
こうして全身の骨は3~5年で全て入れ替わります。
加齢により、骨細胞の代謝バランスが崩れてくると、
骨形成が追いつかなくなり、骨がスカスカにもろくなる。
骨折のリスクが高まり、骨粗しょう症が発症する。
自覚症状がないため、骨折れしてから骨粗しょう症が分か
るケースが多い。閉経により、女性ホルモンの分泌が減少
する・・女性に多く見られる症状です。
男性は、糖尿病などの生活習慣病から骨が劣化し、
骨粗しょう症が進む。
意欲的に骨の代謝を促すと、骨芽細胞が活性化し、
骨の細胞から分泌される物質の一部が血液中に放出され、
全身に運ばれて、様々な臓器の働きを高め、老化を防いで
くれるのです。
例えばすい臓・・血糖値を下げるインスリンの分泌を促し、
糖尿病を予防する。認知症、動脈硬化、メタボ、筋肉の
衰えなどの予防に、効果が期待できるのです。