2121 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康
「あなたは10秒間片足立ち出来ますか?」
英国の研究機関が、50歳以上1700人(68%男性)を
対象に10秒間片足立ちできる人の人数を調べた。
片足立ちできなかった人は、年齢が5歳上がるごとに倍増
し、全体では2割の人が立てなかった。できなかった人の
多くに、肥満や心臓病、高血圧などの持病があった。
また片足で立てなかった人が、10年以内になんらかの
病気で死亡するリスクは、片足で立てた人の1.8倍に
なると報告した。
老後の健康度を簡易的に把握できるテストになります。
また片足立ちは、体のバランス機能との関連性も高い。
高齢になるほど、バランス機能低下が顕著になってくる。
バランス機能が低下すると、転倒・骨折れの危険性が
高まる。ひいては、ロコモの寝たきり老人になってしまい
ます。
改善するには、脳のバランスの中枢である小脳の機能
を高める訓練・リハビリを行う必要があります。
そのためには、視覚の目、内耳(前庭器官)、足の裏の
バランスの3つを、リハビリで有効に刺激することです。
ライン上に、右足の前に後ろ足を一直線に並べて立ち、
両目を閉じてバランスを取り、顔を右へ左へ、上から下へ
、顔の動きを繰り返して立ち続ける。
10秒間立ち続けられた人は、日常生活での転倒リスクが
低いことが、死亡リスク減少に現れています。