■JR/今後存続が問われる路線
・JR七尾線 津幡 ~ 和倉温泉
・JR城端線 高岡 ~ 城端
・JR氷見線 高岡 ~ 氷見
・JR越美北線 越前花堂 ~ 九頭竜湖
2118 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「コロナ禍で赤字に陥ったJR鉄道事業」
コロナ禍で赤字が長引くJR・・鉄道事業は、乗客が2割
減ると赤字になるという。運行の安全に人件費や修繕費
に固定費の多くが関わり、減らすことができないからだ。
コロナ禍の影響を大きく受けた21年度のJR東。
1987年国鉄民営化以降初めて赤字に転落・・
5780億円の赤字を余儀なくされた。
有利子負債は、この2年間で1.4兆円増加し、
JR東が国鉄から引き継いだ負債を、20年かけて減らし
た額に相当する・・経費削減が至上命令となった。
東京・銀座の玄関口として1日平均約20万人が利用する
JR有楽町駅で「みどりの窓口」が閉鎖された・・
JR東管内約400のみどりの窓口、その7割を閉鎖する
という。
又JR東は約500駅で、維持管理費のかさむ「駅の時計」
を撤去する・・年間約3億円の経費節減になるという。
市民からは「正確な時計の設置は、JRの当然の責務では
ないか」「駅のシンボルである時計を撤去するのは、不便
さだけでなく、言い得ぬ喪失感を覚える」などの抗議の声
蒲田駅の「蒲田行進曲」などの”ご当地発車メロディー”
は、車掌がホームのボタンを押して流してきたが、運転手
だけのワンマン運転に切り替えていくため、自動で流す
一般的メロディーにするという・・
ワンマン運転になれば、約300人の車掌が不要になり、
20億円近い人件費が節約できるのです。
JR東は27年度までに、大小様々な経費削減策を積み上
げ、1千億円削減する計画。コロナ危機をバネに、変貌を
遂げようと苦悩するJR東・・
北陸の鉄道は、敦賀までの新幹線延伸に伴い、約84㌔の
並行在来線の赤字を、新たに第三セクターや自治体が被る
ことになる。少子化人口減が急速に進むローカル鉄道、
存続できるだろうか?