六番目の栄養素/食物繊維(2)
2105 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康 「六番目の栄養素/食物繊維(2)」
”第六の栄養素”と言われる食物繊維・・日本ではゴボウ
「3日通じがなければゴボウを食え」の格言がある。
食物繊維には水に溶けやすい”水溶性”と、水に溶けにく
い”不溶性”の2種類がある。水溶性では、ヌルヌルと
粘っこいコンブやワカメなどの海藻類、納豆、こんにゃく
、里芋などに沢山含まれている。
一方の不溶性は、ゴボウなどの根菜、椎茸などのキノコ類
、イモや豆類、穀物にも多く含まれている。
毎日水溶性、不溶性の双方をバランスよく摂取するように
すれば、十分に国が示す基準を満たすことができます。
日本には古くから、家庭料理に”お袋の味”がある。
きんぴらゴボウ、具沢山のおから煮、ヒジキと油揚げの
煮付け、切り干し大根の煮物、ワカメの酢の物など、食物
繊維たっぷりの健康長寿食が、毎日の食卓に並んでいた。
食物繊維の多い食材は「ダイエット食品」という別名もある。
栄養分のないコンニャクはよく知られた食品だが、不溶性
の硬い食品は、よく噛まなければならず、噛んでいるうち
に少量でお腹がいっぱいになるのです。