2097 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「2025年は、EV車・優勝劣敗の正念場の年に」
世界の自動車大手は、2025年までに新たに100車種
以上のEV車を発売する。
EVは三菱自動車が09年に軽自動車「アイ・ミーブ」を
世界初の量産車として発売し、翌10年に日産自動車が
「リーフ」を世界市場に投入した。
世界の主要20社は、22年現在約80車種のEVを販売
していて、25年までに2.5倍の車種を販売する計画。
国内の主要8社は、約23種を新たに投入する。
トヨタは「レクサス」2車種を含む9車種のEV発売を
計画し、30年のEV世界販売目標を350万台にすると
発表。
40年までに全ての車種をEVかFCVとする方針を掲げ
ているホンダは、5車種のEVを投入する計画だ。
欧州勢は、独フォルクスワーゲンは25年までに20車種
を投入し、以後5年間に新技術に11兆4千億円を投じる。
仏ルノーは10車種、独BMWは8車種を計画している。
EUは昨年7月、ハイブリッド車を含むエンジンで動く
新車発売を35年から禁じる方針を表明したことで、
20年の欧州でのEV販売台数は74万5千台と、
前年の2倍に、21年は64%増の119万台に・・
EV販売台数トップのテラスは、現行の4車種に加え、
米国で人気のピックアップトラックなど、2車種の予約を
受け付けている。
世界最大のEV市場の中国では、現在120車種が販売
されている。21年度は前年比2.9倍の330万台に・・
世界のEV市場は、今後数年が優勝劣敗を決する正念場に
なろうとしている。