2096 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「冬場の運動不足解消へ」
この冬最強の寒波の影響で、湯沸かし器が凍結。
浴室のお湯が出なくなり、シャワーが使えなくなった。
雪交じりの寒い日が続くと、外出するのがおっくうになる。
テレビの前に座っている時間も、長くなってくる。
1日の半分以上を、茶の間に座りゴロゴロしていると、
4時間未満の人に比べ、なんと40%も死亡リスクが
高まるという。座ってテレビを1時間見るごとに、平均
寿命が20分短くなるという報告もある。
座ってばかりいると心血管疾患や癌、糖尿病になりやすく
死亡リスクも高くなる。認知症の症状の13%は、家に閉
じこもって、座ってばかりの生活習慣が原因とされる。
また、座っている時間が長いと、記憶に関わる脳の働きが
弱くなる。逆に運動をして、座っている時間を減らせば
認知症になるリスクが下がることになる。
運動することで生活習慣病のみならず、癌や認知症まで、
誰もがかかりたくない病気、すべての予防になるのです。
雪交じりの寒い日が続く毎日。凍結による転倒が怖くて
外出を控えていると、運動不足になる。
加えてお正月は「食べて 寝る」の繰り返し、「テレビの
見過ぎ」による睡眠不足・・これでは正月太りになってし
まう。
食事の量を減らすダイエットもいいが、生活の中に適度な
運動を加え、理想的な体重と健康を維持するようにしたい。
そこで強調したいのが、『冬こそ痩せるチャンス』なのだ
ということ! 気温が低いと身体は体温を維持しようと、
より多くのエネルギーを必要とする。
基礎代謝が高まり 、脂肪が燃焼しやすくなるのです。
医師・川嶋 朗