2094 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
女(男)の言い分 「老々介護の覚悟はあるか?」
お正月に見たテレビで・・日本では夫婦が寝室を別にする
家庭が増えているが、諸外国の家庭ではどうか?と訊ねた
ら、80%が「夫婦がベッドを別にするなんて考えられな
い」と答えていた。
日本では寝室を別にする「別居状態」の夫婦が増加して
いる。そうした夫婦関係を、どう受け止めれば良いのか?
人生100年時代・・夫婦が向き合う年月がこれまでになく
長くなっている。
元気なうちはお互い一緒に居る時間は短いが、70歳を
過ぎる頃から一日中顔を合わせるようになる。
過去の問題を整理せずにいると、苦しい思いをすることに
なる・・
既に別居状態で、夫婦が顔を合わせずに生活が成り立って
いるのであれば、その関係を維持していけば良いと思う。
互いに自由気ままに暮らせるならば、ストレスもたまらず、
夫婦喧嘩をすることもないでしょう。
しかし、婚姻関係を続けるのであれば、配偶者を介護する
責任があります。
「連れ合いの介護ができるのか?」
「相手に自分の介護を任せられるのか?」
夫婦互いに、今のうちに現実問題として考えておかなけれ
ばならない問題です。
夫婦関係に長年妻が不満を持っていても、夫は全く気づい
ていてないことが多い・・放置せずに話し合いをして、問題を解決
しておかなければならないのです。
解決できずにストレスになるようなら、別々の暮らしを
選択する方が、お互いのために良いでしょう。