2075 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康 「寒い季節・血圧の上昇に注意(2)」
血圧は絶えず変動する。特に寒い季節には血圧が上昇
しがちで、急激な寒暖差は大敵です。
血圧の高い状態が続くと、血管や心臓に負担がかかり、
脳卒中や心筋梗塞、大動脈瘤、心不全といった深刻な
病気が生じやすくなります。
血圧は通常、日々の活動に合わせて朝から日中にかけて
穏やかに上昇し、休息する夜間は低下する。
何らかの原因でこのリズムが乱れて、朝に必要以上に
血圧が上昇する「早朝高血圧」や、職場などで血圧が上がる
「昼間高血圧」、夜になっても血圧が下がらない、又は
上昇する「夜間高血圧」が起こることがある。
健康診断の時や医師の診察を受けている時、血圧が140
以下90未満の基準値内でも、家庭や職場などで血圧が
高くなる人は「仮面血圧」と呼ばれる。
通常の高血圧と同様に血管や心臓の病気のリスクが高まり、
見つかりにくいのが難点です。発見するには朝昼夜こまめ
に血圧を測り、チェックすることです。
特に注意すべきは、検診などで130~139/80~89
の「高値血圧」と診断された人や喫煙者、お酒を多く飲む
人、肥満、糖尿病、心臓疾患などを持つ人など・・
血圧は年齢と共に高まる。50代を過ぎると高血圧の症状
が高まってくる。管理職になり責任ある仕事が増え、多忙
とストレスが原因で血圧が高くなってくる。
検診などで問題がなくても、まめに血圧を測る習慣をつけ
るようにする。重大な病気を防ぐには、24時間適切な
血圧を保つことが大切で、朝昼晩測定して確認を怠らない
ことです。