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寒い季節・血圧の上昇に注意

2074 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康 「寒い季節・血圧の上昇に注意」

血圧は絶えず変動する。特に寒い季節には血圧が上昇
しがちで、急激な寒暖差は大敵です。

血圧の高い状態が続くと、血管や心臓に負担がかかり、
脳卒中や心筋梗塞、大動脈瘤、心不全といった深刻な
病気が生じやすくなります。

リスクを下げるには、血圧を適正に保つことです。
血圧が20上がればリスクは2倍に・・逆に上の血圧を
5下げるだけでも、疾患のリスクは下がります。

血圧が140以上になると高血圧と診断されますが、
その際、基準を下回っているからと油断は禁物です。
血圧は朝夕絶えず変動していて、秋から冬にかけては
気温の低下に伴い、血圧は上昇する傾向が強いのです。

寒さによる血管の収縮のほか、発汗量の減少、運動量の
減少や、塩分の多い食事が増えることなどが影響します。

特に急な温度差による血圧変動が問題なのです。
浴室から脱衣所、部屋からトイレに移動したときに、
脳卒中や心筋梗塞を起こすのです・・ヒートショックです。

急性のトラブルを免れたとしても、急激な血圧上昇・下降
が繰り返されると、血管や臓器にダメージを与えます。
部屋ごとの温度差を少なくしたり、外出時には脱着しやす
い服装で、寒暖の差を調節するよう心がけます

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