■22年度国内女子・メルセデスランキング
(ポイント)
1位 山下美夢有 2674 01年新世紀
2位 西郷真央 2154 01年新世紀
3位 稲見萌寧 1963 99年
4位 西村優菜 1713 00年プラチナ
5位 勝みなみ 1670 98年黄金
6位 小祝さくら 1666 98年黄金
7位 吉田優利 1640 00年プラチナ
8位 管沼菜々 1340 00年プラチナ
9位 堀 琴音 1324 96年
10位 青木瀬令奈 1186 93年
11位 高橋彩華(98年黄金) 13位 上田桃子
14位 申ジエ 15位 植竹希望(98年黄金)
〈 海外組 〉
畑岡奈紗 98年 黄金世代
渋野日向子 98年 黄金世代
古江彩佳 00年 プラチナ世代
笹生優花 01年 新世紀世代
2069 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「女子ゴルフ・きらめく新世代」
日本の女子ゴルフ界は、20歳前後の活躍がめざましく
数年で主力選手が入れ替わってしまうほど・・
総合的な実力を測る今季のメルセデスランキングは、
上位10人中8人が1998年生まれの「黄金世代」と、
それより若い世代の選手たちが占める。
98年生まれの黄金世代は、全米を制覇した渋野日向子
のほか11人が日本ツアーで37勝を挙げる一大勢力だ・・
その2つ年下が、日米通算8勝の古江彩佳や、西村優菜、
吉田優利などのプラチナ世代が優勝争いに加わる。
更に01年以降に生まれた選手は新世紀世代と呼ばれ、
21年全米女子オープン優勝の笹生優花、今季総合ラン
キング1、2位の山下美夢有、西郷真央らがこの年代だ。
若手世代の多くは、宮里藍に憧れてゴルフを始めている。
明るい宮里さんのキャラクター、日米通算24勝の活躍が、
それまでの女子ゴルフ界のイメージを一新し、瀬目を変えた。
日本女子ゴルフ協会は、世界で通用する選手を育成
しようと、13年から十数目の改革に取り組んできた。
11年に5大会しかなかつた4日間大会を、22年は
38大会中18大会まで増やした。
4日間大会が増えれば体力が求められ、選手はより
トレーニングに励む。結果ショット力も、飛距離も持続力も
上がり、集中力も粘りも出るようになった。
渋野の全英制覇の快挙も刺激になった。
日本人では1977年の樋口久子以来のメジャー勝利。
日本で培ったゴルフで、メジャー制覇は困難という固定観
念を取り払ってくれたことが大きい。
読売新聞