2062 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「オミクロン型対応・新ワクチン」
厚労省は9月12日、新型コロナウイルスのオミクロン型
「BA5」に対応した、新たなワクチンを承認した。
19日以降全国自治体に配送し、4回目の対象となってい
る60歳以上や、医療従事者から接種を始める。
政府は10月中旬に、対象を2回以上接種した12歳以上
の全ての人に拡大する方針・・冬場の流行拡大に備えて、
10~11月に1日100万回を超えるペースで、
接種できるようにする。
このワクチンのオミクロン型への”抗体の量”は、3回目
までのワクチン効果に比べて、最大1.8倍近くになる。
コロナ禍は長期化しており、感染力の強い変異型の
拡大を抑える、切り札としての期待が高まっている。
新ワクチンは2種類ある。一つは従来型のウイルスに
対応する種類と、オミクロン型ウイルスに対応する成分
「BA1」を混ぜた製品。
米モデルナと米ファイザーが開発していて、
両社は日本に承認申請を出していた・・
もう一つは、従来型と派生型の「BA4」と「BA5」に
対応する成分を混ぜた製品。両社は日本で近く承認申請
するという。
新ワクチンを打つと、オミクロン型への抗体の量が増える。
BA1に対応したファイザー製のワクチンは、4回目の
接種に使うと、従来型を打った場合に比べて、BA1に対
する抗体が1.6倍。モデルナ製で1.8倍に増えた。
日本経済新聞