筋肉増強に欠かせないタンパク質
■身体機能低下度チェック✔
◯ 首、肩、腰、膝のどこかに痛みやしびれがある
◯ ベッドから起きたり、立ち上がるのが辛い
◯ シャツやズボンを脱いだり着たりするときフラつく
◯ 階段の昇り降りが辛い
◯ 急ぎ足で歩けない
◯ 近所へ所要で出かけるのがおっくうになった
◯ 長年親しんできたスポーツをやめてしまった
◯ 椅子の上に立って、高い所の物を取るのが怖い
◯ 時々つまずいて転びそうになる
2054 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「筋肉増強に欠かせないタンパク質」
加齢で筋力が低下すると、要介護リスクが高まるが、
糖尿病に対しても、筋肉量の維持は重要な意味がある。
金沢医科大・糖尿病内分泌科の北田宗弘教授は、
『糖尿病患者は、タンパク質の摂取量が少ないと、健康を
保てなくなる。1日三食必要な量を均等に摂ってほしい』
と呼かける。
筋肉は”血糖値を調整する”役割がある。
食事で血液中のブドウ糖が増えると、一部は筋肉に取り
込まれ、エネルギー源になる。
筋肉量が減ると、体内で糖を取り込む場所が少なくなる
ため、血糖値に影響するのです。
75歳を超える糖尿病患者で、タンパク質の摂取量が不足
すると、死亡リスクが10倍になる。
人体は生命を維持するために、一定量の糖をエネルギーに
変え消費する。これを基礎代謝量といい、筋肉を増やせば
基礎代謝が向上するのです。
コロナ禍で運動量が減ると、筋肉量が落ちてくるので、
糖尿病に意識を向ける必要があるのです。
効率よく筋肉を増やすには、3食に分けてバランスよく
タンパク質を摂取することです。
高齢者は1食につき20~25g・・卵約4個に相当する。
それ以上一度に摂っても摂取量は増えない。
高齢者は、朝食昼食ともに必要量には届かず、若者も
朝食で不足する。
朝食をご飯と味噌汁に漬物、又は食パンとコーヒーだけ
という人が多いが、植物性タンパク質の納豆や豆腐、
動物性タンパク質の魚や卵を一品加える。
また、牛乳やヨーグルトを加えるのもよいでしょう。