2038 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康 「船酔い症状」
船酔いで、苦しい思いをしたことはないだろうか?
船体が前後にゆれるピッチング、左右に傾くローリング
・・波が強いと、上下動に左右の揺れまで加わってくる。
スキューバーダイビングが趣味の私・・
始めた頃、船上で下を向いてスーツを着、機材を装着
していると、気分が悪くなり、居たたまれなくなった。
船酔いは、心と体の働きを調整する自律神経が関わ
っている。活発な状態にする交感神経と、リラックスさせ
る副交感神経のバランスの崩れで発症するのです。
荒波で体がゆれる。頭も前後左右に不規則に揺れる。
方向感覚が混乱することで起きる症状です。
過度に副交感神経が強まっているときに、冷たい水で体が
冷やされると、反対に交感神経が強くなり、酔が治ってしまう。
船酔いで吐きそうになっても、冷たい海中に飛び込むと、
たちちまち船酔いが治って、海中散歩を楽しむことができ
るのです。
今では体が慣れて、上下に飛び上がる荒海に長時間いても
、酔うことはなくなった。
激しい船酔いで、吐き続けるような体験を繰り返すと、
それが脳に記憶される。同じ状態になる症状を覚えていて
叙々に酔わなくなります・・経験の積み重ねによる慣れで
す。
ところで、長時間揺れ続け、下船した後も揺れる感覚が
続いて”陸酔い”になることがあるが、ほとんどは半日で
治ってしまいます。