■平均寿命の推移
●1899~1903(明32~36)
女/44.85歳 男/44歳
●1950(昭25)
女/61.5歳 男/58歳
※昭和の定年は55歳から60歳へ
●2000(平12)
女/84.6歳 男/77.72歳
※平成の定年は60歳から65歳へ
※令和の定年は65歳から70歳へ
1998 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「2020年日本人の健康寿命」
厚生労働省は、介護を受けたり、寝たきりでは
なしに日常生活が送れる健康寿命・・2019年は
男72.7歳、女75.4歳と公表した。
健康寿命は3年ごとに数値を発表。
19年の平均寿命は、男81.4歳、女87.4歳です。
平均寿命から健康寿命を差し引くと、健康を害して介護を
必要とする年数は平均で、男8.7年、女12.1年にな
る。
今50歳のあなたは、22世紀まで生きることになるかも
しれない。昨年6月「今世紀中に人類の最長寿命が
130歳まで延びる確立は13%」の論文が発表された。
1990年代初めの「きんさん、ぎんさん」ブームから
60年後の2050年には、日本の100歳以上は何と
140倍に膨らむ。
私たちの寿命は延び続け、今では”人生90年”に手が
届こうとしている。一方で、自立した生活が送れる期間
健康寿命が、平均寿命より男は9年、女は12年も短い
のです。
この期間は、家族の介護を要する寝たきりなどで、生活の
質の低下を招き、医療費や介護費が大きな負担になってく
る。
阪大の調査によれば、「100歳まで生きたい」と答えた
人は6.8%にとどまり、長生きすることへの不安が先行
する。
死別で一人暮らしになる75歳以上の女性は、30年まで
の10年間で130万人増えて800万人を超え、孤独な
余生が影を落とす。
それでも厚労省は、医療費の国の負担増を抑えようと、
生活習慣病の死亡率低減、喫煙・飲酒に関する数値目標を
設定し、健康寿命を延ばそうとしている。