■映画「ターミネーター」
1980年代に大ヒットしたSF映画「ターミネーター」は
人類が開発した人工知能を搭載する軍事ロボットの
戦いを描いている。
スカイネットが人類滅亡を企み、世界中で核戦争
が起きて、30億人もの人間が犠牲に・・
人間の何万倍もの知能を搭載したA Iロボットが開発
され、人間を支配するようになる・・そんなSFの世界が
現実のものになる?
1989 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「自らの思考で判断し行動するロボット」
10年後ないし20年後・・人間を超える知能と能力を
駆使し、自らの判断で行動する自立型ロボットが、重要な
役割を担うようになるだろう。
脳波の特徴をA Iに学習させ、「人が今何を考えている
か」思っていることを瞬時に読み取る研究が進んでいる。.
脳内に埋め込んだ電極が、計測した脳波をA Iで解析し、
思っていることをデジタル情報に変換する。
脳の障害で体が不自由な人が、脳波で動く電動車椅子を
使えば、街を自由に散歩できるようになる。
米スタンフォード大は昨年5月、手足がまひした男性に
手で文字を書くことを想像してもらい、脳に埋め込んだ
電極から脳波を読み取り、1分間に90字のアルファベッ
トを入力することに成功した。
研究が進むにつれ、うつ病患者の脳の部位を刺激して気分
が良くなり、うつ病が改善するなど、思い通りに人の気分を
変えることが出来るようになった。
ノーベル賞受賞者が持つ天才的思考頭脳の脳波の特徴を
A Iに移植しておけば、亡くなった後もその人の思考回路
がA Iの中で生き続ける・・
高度な知識や思考を移植されたデジタルクローンA Iが、
本人そのものになり、仮想空間で生き続け、
仕事をするようになる・・20年以内に実現可能という。
仮想空間では人間は存在しない。
高度な知能を身に着けたA Iロボット同士が、メールを
やりとりするなど、人間並みの仕事をすることが可能に
なる。
人間以上の高度な知能を持ったA Iロボットが、自らの
考えで判断し、行動するようになったら、人間がロボット
に太刀打ちできなくなり、支配されるようになったら・・
人類は滅亡です。
完璧なデジタルクローンの実現で、生前の本人そのものに
なり、本人が亡くなった後も、本人と同じ思考を持った
本人そっくりのA Iロボットが生き続ける日が、来るかも
しれないのです。