1985 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「糖質制限ダイエット」
近年流行している糖質制限ダイエット
炭水化物を取り過ぎると中性脂肪になり蓄えられる。
そこで、炭水化物を省いた食事でダイエットするのが流行
っているのです。
米飯やバン、麺類などの炭水化物の多い食事を減らして、
代わりに、肉や炭水化物以外の食事をするだけで、
食べながら手軽に痩せることができると・・流行っている
のです。
ところで、健康を損なわずに痩せるには、どうすればよい
か?炭水化物を取り過ぎないよにするだけで良いのか?
肥満を解消するには、摂取エネルギーを抑制し、
適度な運動を組み合わせて、体重を1か月に1~2キロ
ずつ減らしていくのが良いダイエットになります。
ダイエットに王道はない・・地道に取り組むことが大切
なのです。
「炭水化物、脂肪、たんぱく質」は3大栄養素です。
たんぱく質の余剰分は便になって排出されます。
そこで、効率よく痩せるには、炭水化物や脂肪の食事の
量を減らせばいい・・という発想が生まれてくるのです。
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しかし、炭水化物の摂取を減らす糖質制限ダイエットには
落とし穴が潜んでいる。
ご飯や麺類を減らしても、脂質の多い肉や魚、植物油や
バターなどの摂取が増えると、動脈硬化や生活習慣病の
リスクがかえって高まる・・との指摘があるのです。
欧米の研究では、1日当たりの糖質の接取量を20g
減らし、代わりにたんぱく質を5g増やすごとに、心疾患
の発生率が5%ずつ高まる・・との結果を発表している。
肉類に含まれる脂肪の接取が増えることが原因です。
糖質制限ダイエットでは、肉類を摂り過ぎないことです。