1981 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「過疎化に歯止めをかけることに成功・・」
働き場がないから、嫁がいないからと、都会に出た若い人
が戻ってこない故郷・・奥能登の現状です。
あれこれ工夫してみても、過疎化に歯止めがかからず・・
多くの若者が去っていく。
ほとんどの市町村が、過疎化に歯止めがかからず、
近い将来、町や村が消滅する悩みを抱えている。
そんな中、地域を愛する人たちが「道の駅」を立ち上げ、
地域の特産品を販売するなど、活性化に奔走し、
人口増加に成功した町がある。
なんとかせねばと、あれこれ取り組みをしている町や村と
、何もせず寂れていくのを見過ごすだけのところとでは、
明らかに数字の違いとなって表れてくる。
北信越5県の市町村・・2015年の国勢調査の時点で
人口が減少していく中、20年に増加に転じたのは、
石川県の野々市市、かほく市、はくさん市、そして長野県
の6市町村です。
かほく市には、定住人口増加と地域経済活性化のための
「若者マイホーム取得奨励金制度」がある。
市内で住宅を新築・購入すると、200万円支援する。
昨年の申込件数は216件、3年前と比べ34%増加した。
更に「新婚さん住まい応援補助金」・・婚姻届を提出した
カップルに家賃を月/1万円、2年間補助する。
不妊治療にかかる自己負担額は、全額市が補助する。
子育ての様々な悩みについての相談に乗り、引っ越してき
たばかりで、相談する人がいない家庭に保育士が出向く。
その結果、かほく市の人口は、2015年の調査1.2%
減から、20年には2%増に転じた。
石川県で一番は、野々市市の3.9%増。
はくさん市は15年1.1%減から、20年1.1%増へ。
何れも、金沢市のベッドタウンとしてアクセスも良く、
7月19日には、県内最大規模イオンモール白山がオープ
ンするなど、買い物に便利な大型商業施設や、ドラッグス
トアがある。
更に、ハイキングや海辺のキャンプを身近に楽しめるなど
自然豊かで住みやすい環境が、人口増の要因になっている。