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大谷翔平/快進撃支えた秘密兵器

        



1970 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「大谷翔平/快進撃支えた秘密兵器」

試合前にキャッチボールをする日常の練習風景。
大谷翔平の右肘には黒いバンドが巻かれている。

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バンドに取り付けられているのは7gの四角いセンサー。
2018年10月に右肘の靱帯再生手術を受けた大谷の
コンディションを管理する”秘密兵器”だ。

センサーは肘の内側にかかるストレス、リリース時の前腕
と地面の角度、腕の振りの速度などを1球ごとに計測・・
日々のデーターを蓄積することで、肘の疲労度を計測し、
その日の最適な練習量を算出する。

肘に過度な負担がかかった時の投球フォームをチェック、
ブルペンでの適切な投球数、遠投する数、などをはじき

出す。
練習段階でケガのリスクを最小限に抑えながら、シーズン
を通して高いパフォーマンスを維持するための効率的な
トレーニングを実現するのが狙い。

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登板日に向けて最良のコンディションを作りながら、
同時に理想的な投げ方を追求する・・2つの目的がある。
食事にも気を配り、体づくりの源となる栄養面での意識を
高めた。
中心打者で出場を続けながら、大きな離脱もなく先発投手
の役割を果たした。

『最後まで健康で出続けて終わるのが一番かな』
と繰り返していたとおり、人一倍過酷なシーズンを完走・・
科学の力を活用した取り組みが、快進撃へとつながった。



                                                          日経新聞

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