1961 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「健康は日々の積み重ねから」
世界有数の長寿国日本。寿命が延びる一方で、
介護を必要とする年寄りが増え続けている。
ある調査によると、介護を要する期間は約5年。
1か月に約8万円の介護費用がかかるという。
寝たきりになって『家族に負担をかけたくない』
『トイレや入浴で、人の世話になりたくない』と
誰もが思っている・・が、いずれそうなる時がやって来る
のです。
そこで、.出来る限り長く健康を維持しなければならない。
健康を維持するには、適度な運動とバランスの良い食事、
規則正しい生活習慣が大切になってくる。
しかし、年を重ねるとともに体の悩みが増え、病院通いが
続く。階段の上がり降りや出歩く時に、ぎこちなさを感じる
ようになる。
運動量が減ると食欲が落ちてくる。栄養不足から筋肉量が
低下する。更に運動量が減っていく・・悪循環に陥る。
ちょっとしたはずみで転び、骨折れ入院・・寝たきりの要
介護老人になってしまうのです。注意しなければならない。
そこで知っておきたいことは、高齢になると、筋肉量や
脳細胞がどんどん減っていくという従来の常識を破って、
何歳になっても努力をすれば、筋肉量も脳細胞も増やす
ことができることが分かってきたのです。
適度な運動をコツコツ続け、必要な栄養をしっかり補給す
る。年齢より5~10歳若く見られるよう、日々の積み重
ねが大切になってくるのです。