■ しまなみ海道サイクリングロー ドを走る
1960 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「サイクリングに熱い北陸三県の自治体」
北陸に、自転車で周遊するサイクリングコースの環境が
整ってきたのは、サイクリングを趣味にする私には嬉しい
ことです。
今年5月「富山県湾岸サイクリングコース」が、日本海側
初、全国6番目に国の「ナショナルサイクルルート」の
指定を受けた。
・北海道トカプチ400 ・つくば霞ヶ浦りんりんロード
・富山湾岸サイクリングコース ・滋賀琵琶湖ビワイチ
・千葉~和歌山 太平洋岸自転車道
・しまなみ海道サイクリングロード
朝日町から氷見市まで全長102㌔にを結ぶ、富山湾沿い
のサイクリングコースは、蜃気楼で知られる魚津を通り、
海の向こうに立山連峰が見える雨晴海岸を通る。
石川県は『能登里山里海サイクリングロード』『金沢から
加賀市までの海岸線を走るロード』、美川から手取川の
堤防沿いを白山尾口までの『手取キャニオンロード』
尾口から岐阜県白川郷に至る『白山白川郷ホワイトロード』
がある。
福井県は新幹線の敦賀開業を控え、敦賀駅を起点に若狭
高浜駅まで126㌔のコースで、富山に次いで国の指定を
目指す。途中の三方五湖や若狭湾の景色が売り物です。
北陸三県の自治体が、サイクルロードに取り組むのは、
観光誘致に効果があった『しまなみ海道サイクリングロー
ド』の先例があったから・・
17年に、サイクリングが目的で広島県尾道市を訪れた
観光客は41万5千人・・数年で倍増した。
私がサイクリングに興味を持ち、愛用の自転車を持つよう
になったのは、スイスやイタリアのアルプスをウオーキン
グした時、ヨーロッパでサイクリンクを楽しむ愛好者を、
多数見たからです。
サイクリングは、運動不足が問われるコロナ禍にあって、
蜜を避けて楽しむことができるスポーツです。
ところが、自治体が期待するほど、愛好者は増えていない。
予算をつぎ込み整備された専用ロードも人影はなく、
まれにすれ違う程度・・宝の持ち腐れです。