1959 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「メキシコ/ラパスでアシカと遊ぶ」
メキシコ/カリフォルニア半島、先端の街ラパス。
クジラ、イルカ、ジンベイザメの生息地として知られる
コルデス海に面した、ダイバーの人気スポットです。
ここの海の一番の魅力は、ダイビングでアシカと遊べる
ことです・・飛行機を乗り継いでラパスへ。
その年の春に生まれたアシカの赤ちゃん・・9月頃には
遊びざかりで好奇心いっぱいのアシカの子どもに会える。
ラパスの港からボートで約1時間、世界遺産の無人島の
ビーチに設営されたキャンプサイトに、4泊5日間滞在・・
島を拠点に、毎日目指すポイントに潜った
2日目、野生のアシカ約400頭が生息する小さな岩礁の
近くにイカリを下ろし、潜った。水深15㍍、海底に潜ると
そこは、アジの大群が視界を覆い尽くしている。
そのあい間から、好奇心旺盛なアシカの子どもが
近づいてくる・・
海底に静止し、しばらくすると、子どものアシカが数匹
「遊ぼうよ」と、体をくねらせまとわりついてくる。
頭を突いたり、ウエットスーツの上から肩を噛んだり・・
その何と可愛いこと。15㍍上の水面に目をやると、
お母さんアシカが、じっと子どもたちの動きを見つめてい
た。