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時間経過で効果薄れるワクチン、3回目接種へ

■米感染、ワクチンで明暗

8月29日、米疾病対策センターの発表で、
現在、全米の新規感染者のほとんどを
ワクチン未摂取者が占める。
未摂取者が感染する確率は、接種完了
者と比べ5倍、入院の確率は29倍にのぼる。



1955 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「時間経過で効果薄れるワクチン、3回目接種へ」

政府は8月20日、感染者が最多の2万5千人を超えた
ことで、期限9月12日までの「緊急事態宣言」を、
13府県に拡大発令した。26日には更に8道県追加し、
21道府県に・・
宣言に準じる「まん延防止等重点措置」は12県になった。

ワクチン接種を加速させれば経済は急回復する・・
そんな米欧の楽観的景気シナリオが、今揺らいでいる。

バイデン米政府は18日、インド型の感染拡大を食い止め
るため、3回目の追加接種を9月下旬から始めると発表し
た。
時間の経過とともに低下する予防効果を維持するため、
2回目の接種を終えてから8ケ月後に、当初接種したワク
チンと同じメーカーのものを追加接種する。

世界最速で接種を進めたイスラエルでは、すでに100万
人が3回目の接種
を終えている。

日本では、医療従事者への接種が2月に始まり、10月で
8ケ月になる。
新型コロナワクチン接種担当の河野大臣は、8月31日
3回目の追加接種について、患者の治療にあたる医療従事
者は11月から、65歳以上の高齢者は来年2月にも開始
したいと明らかにした。

米モデルナとファイザーは8月上旬、『接種6ケ月後から
変異ウイルスに対する予防効果が下がり始める』との
データーを明らかにしている。

ここで生じる大きな問題は、人口100人あたりの接種回
数は、先進国は100回を超えているのに対し、低所得国
はわずか1.8回にとどまり、深刻なワクチン不足に陥っ
ている。
途上国の接種遅れで感染拡大が止まらなければ、
新たな変異ウイルスが発生して、コロナの終息が遠のき、
経済的打撃から国の破綻へと問題が拡大していく・・


                                                                              日経新聞

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