1950 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「働きやすさ日本一になった小松市」
コロナ禍で人々の働き方や生活は一変した。
多くの人が大都市の過大な移動距離や、待ち時間の無駄に
気づいた。
テレワークが広がり、自宅やその周辺で効率よく働ける
環境と利便性が、求められるようになった。
日経新聞と東京大学は、コロナ流行前の20年1月時点で
全国の人口10万人以上の287市で 「多様な働き方が
できる住みやすい条件」がそろっているトップ10を発表
した。
松井秀喜の出身地、石川県小松市が全国第1位、
富山県高岡市が3位、金沢市と福井市が同列の7位と、
北陸三県の都市の上位が目立っている。
評価の総合点は80点満点。仕事と生活が両立できる
8項目を指数化し、順位を出した。
① 公共無線LAN・無料WIFIの普及率
② 通勤に要する時間 ③ 保育施設の利用率
④ 官公庁施設、図書館、演劇場、高齢者・障害者施設
など、生活関連施設の充実度
⑤ 地域内の経済自立度の高さ ⑥ 昼間人口増減率
⑦ 住宅面 ⑧福祉施設の整備状況
首位の小松市は、学童を含む保育環境と福祉施設の充実度
、住宅の広さなどが最高点だった。製造業が集積するほか
、金沢市に近く通勤時間は総じて短い。職場への出勤、在宅
勤務のいずれも選択しやすい環境にある。
2位の鳥取市、3位の高岡市はいずれも公衆無線LANが
整い、地域内で所得と支出がうまく循環している。
また、選ばれた上位の市は、3世代同居が多く、地域社会
の結びつきも強い・・
子育てと仕事が両立しやすい環境にある。