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どんな死に方をしたいのか(2)

1947 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康
「どんな死に方をしたいのか(2)」

「どんな死に方をするか自分で決めたい」とほとんどの人
が思っている。
「もしもの時に備えて、自分の医療に関する希望を話し合
   い、文章に残しておく手順」のことをACPと言います。

命の危機が迫った時、約7割の人が医療やケアを自分で
決めたり、望みを人に伝えることが
出来なくなります。
そこで延命処置の有無を「いつ話し合えばいいのか?」が
課題になってくる。

医療従事者からは、「話し合いをするのは早すぎるのでは」
と言われて、話し合いのタイミングが難しい・・

患者からは、「自分の病状がよく理解できていないのに、
終末時どうするかを考えるのはどうも・・」といった問題に
ぶつかる。
早すぎると不明確・不正確ものになってしまうし、
遅すぎると行われなくなる・・タイミングを逃さないこと
です。
終末医療で、ACPが問われるようになったのは、
終末期『延命治療をせず、緩和に重点を・・』
『自宅で最後を迎えたい』
など、残された時間を自分らしく生きるために、十分に
話し合うことの重要性が論じられるようになったからです。

話し合いの場で、夫又は妻、家族、医療従事者を交えて
話し合った内容を「記録に残し共有しておく」
そして記録された内容は、必要な時にいつでも参照できる
よう、保管しておく。

数年後、病状の悪化などにより、違う選択をしなければ
ならなくなった時に、内容を更新すればよいのです。

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