石川県、コロナ感染者が特出して多いのは何故か?
1946 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「石川県、コロナ感染者が特出して多いのは何故か?」
7月28日、石川県の感染者数は119人と、過去最高を
記録した。同日富山県は21人、福井県は17人だ。
人口1400万人の東京都に換算すると、一日の感染者数
は1474人に相当する。
人口113万人の石川県の累計感染者数は、103万人の
富山県の2倍、76万人の福井県の3倍と、北陸では突出
している。
石川県は、飲食店での酒の自粛要請、県民向け旅行割引
事業の停止を決めた。
谷本知事は『新幹線でアクセスがよく観光客が多い。
大学も充実し学生も多いから』と説明するが、それだけ
だろうか?
直近一週間の、10万人あたりの感染者数は全国6位。
大学が多い同9位の京都府、人気の観光地同13位の
北海道より上位なのは、説得力に欠ける。
何故多いのか? 専門家は金沢独特の旅のスタイルを
指摘する。金沢に旅行する77%がビジネスホテルに宿泊
する。泊まるところと食事が別の「泊食分離」が見て取れ
る。
金沢を訪れる旅行者の多くは、金沢ならではのおいしい
料理を楽しもうと、街に繰り出していく。
人口1万人あたりの飲食店数は、石川県は大阪府に次いで
多い。カニやノドグロ、海鮮丼なと魚介類への評価が高い。
石川県の7月の感染者の7割が金沢市で、内飲食店が5割
を占める。
5月の連休、そして7月22~25日の4連休、新幹線で
金沢へ・・兼六園や東茶屋街は観光客であふれた。
連休の後、石川県の感染者数が急増している!!
日経新聞