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A Iフル活用で東京五輪を戦う

■徹底マーク・研究された
   日本の金メダル候補

オリンピック開始早々、王者内村航平と
瀬戸大也が予選敗退。
期待の大阪なおみはまさかの3回戦敗退。

28日には、バトミントン世界ランキング1位の
桃田賢斗が同38位の韓国選手に破れた。

何れも金メダルを期待されながら、格下の
選手にあっさり敗退・・徹底して弱点を研究
され、責められ、なすすべもなく敗退している。





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 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「A Iフル活用で東京五輪を戦う」

東京五輪でメダル獲得を目指す日本チームは、
A Iデーター活用に力を入れている。

初日から4日連続金メダルが続く柔道は、約4万件の試合
映像を解析して、選手やコーチにフイードバックし、
ライバル選手の分析に活かす。

前回のリオデジャネイロ五輪以降、ほぼ全ての国際大会に
分析スタッフを派遣。
約4千人の選手を撮影・分析し、道着のどこを握ると、
どんな技を仕掛けてくるか、などの傾向を分類し、
いつでも映像で確認できるシステムを活用している。

60㌔級の高藤直寿は、海外勢が低い姿勢になった時に
隅洛を狙ってくる傾向を事前に知らされ、対策を練った
ことが、金メダルにつながった。

男子73㌔級の大野将平は、19年以降の約1万3千
試合で、審判が「指導」を出す傾向をA Iでチェック確認。

従来よりも約15%指導が減っていることを把握し、
26日の決勝では2つの指導を先にもらいながらも
慌てず、延長線を制した(指導を3つもらうと負け)。

サッカー女子は、有効な攻撃や自軍の弱点を、データー
から洗い出している。
分析ソフトを用いてゴールまでの距離や角度、シュート
コース上にいる相手DFの数など、様々な状況からゴール
の成功率をはじき出し、生かした。

スポーツクライミングでは、KDD Iグループが選手を
支援。A Iで肘や指先など、全身の骨格の動きから重心
位置などを算出し、速く最短ルートで登る練習に生かした。



                                                                日経新聞

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