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仏教の教え/般若心経・不生不滅(2)

1926 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「仏教の教え/般若心経・不生不滅(2)」

人は生まれ、そして死んでいく・・命あるものは、何れ
死んでいかねばならない。人間の肉体は、おおよそ百年で
消滅する。生じて滅する・・全てが失われていく。

仏教、般若心経の「不生不滅」では・・
「何も無いところから、生じるなどということはないし、
  滅してしまえば、すべて失われるということでもない」
と教える。
縁があって生じ、そして縁があって滅していく。
滅すること自体が一つの縁になって、また新たな何かが
生じてくる。

とするなら、生を受けて
亡くなるまでの間に、この世に
生ま れたことへの意味を持って生きていくことです・・
そんな生き方が出来るなら「不生不滅」が現実のものに
なってくる。
人生、意味のない生き方をしたなら、死後何も残せないし
、 残らないだろう。
対して、社会に意味のある有益な生き方をすれば、
死後に別の形となって、次の世代の精神の一部となって
再登場し、生き続けるだろう。

それは、歴史に名を残す偉人たちのことを言うのではない。
結婚して子どもを生み、我が子を一人前に育て、人生を
終えていく母親。
母親の生命は、孫へ、ひ孫へと受け継がれていく。
仏教が唱える「輪廻転生」に繋がっていくのです。

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