■自動運転/5段階レベル
・第一段階「運転支援」
運転主体・責任の所在/運転手
システムが自動ブレーキなど前後左右
いずれかの動きを制御。
・第二段階「高度な運転支援」
第一段階の条件に加え、車線を維持しながら
前方の車に追従する機能など
・第三段階「特定の条件下で自動運転」
運転主体・責任の所在/システム or 運転手
自動運転継続が難しい時は人間が対応
・第四段階「特定の条件下で完全自動運転」
運転主体・責任の所在/システム
特定の場所で継続が難しい時もシステムが対応
・第五段階「完全自動運転」
運転主体・責任の所在/システム
常時システムが自動運転
1911 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
ホンダは、時速30㌔以下で高速道路を走行したとき
システムが作動し、50㌔までアクセルやブレーキなどを
自動操作する、世界で初の「レベル3」の自動運転車を
3月5日から発売すると発表した。
高速道路の渋滞で、時速30㌔以下で走行している時に
人に代わりシステムが運転する。
システムが作動すると、時速50㌔まで自動運転となる。
作動中運転席から離れることは出来ないが、
視線を前方から外し、テレビなど視聴しても構わない。
尚、作動中に起きた事故の責任は、システム側が負う。
ホンダの高級車レジェンドに搭載し、価格は税抜きで
1000万円。リース専用車両として、100台限定で
生産・販売する。
ホンダはレベル3の開発にあたり、高速道路で130万㌔
の実証実験を続け、昨年11月、レベル3対応車として
世界で初めて国土交通省の認可を得た。
トヨタと日産自動車はレベル2の運転支援にとどまり、
ドライバーは常に前方を注視していなければならず、
レベル3はこれからだ。
ドライバーが不要な「レベル4」では、ドイツが一般道で
レベル4の走行を可能にする法整備を進め、来年22年
施行を目指す。
日本は、高速道路でのレベル4走行を、25年実現を目指
している。
調査会社によれば、レベル3以上は30年に世界で914
万台、45年には6419万台にまで成長するという。
その時日本のメーカーのシェアーは? トヨタは?
日経新聞