« 職場に革命をもたらすテレワーク | メイン | テレワーク実施の難しさ(2) »

コロナ後の企業戦略/テレワーク実施の難しさ

1898 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「コロナ後の企業戦略/テレワーク実施の難しさ」

バンデミックがもたらした最も大きな変化は「在宅勤務」
です。
従業員30人未満の企業のテレワーク実施率は45%。
パソコンとネット環境さえあれば、どこで仕事をしても
同じです。

戦後の日本経済は、効率を上げ、生産性の向上を目指して
、働く私たちを馬車馬のごとく駆り立ててきた。
ここにきて私たちの社会は、この原則を過剰なまでに追及
してきた現状に、行き詰まりを感じるようになった。

パンデミックは企業にとって「価値ある社員とは何か?」
を問いかけてくる。
そして、その価値にどう立ち向かっていけばよいのか?

その一つ、テレワークを前提に職場を改善していくには、
クリアしなければならない、様々な問題にぶつかる。
今注目のデジタルトランスフォーメーションにも、
取り組まなければならない。

在宅勤務で営業職のBさん。取引先と相談のうえ
オンライン商談を行ったが、顧客の反応が分かりにく
かった。
慣れないオンライン会議で、社員の本音が聞きとれ
なかったり、問いかけても社員の表情が見えなかったり・・
反応がつかめないもどかしさから、つい一方的に話しを
進めてしまう上司。

在宅勤務が増えたことで、日々の社員の動きの把握が
難しくなり、社内を一つにまとめることが出来ずに悩む
上司。
社員個々の裁量に任せた働き方を、受け入れざるを
得なくなってくる。

在宅勤務によって、仕事と私生活の境目があいまいになり
、つい働き過ぎたり、上司や同僚とのコミュニケーション
不足でストレスが溜まり、うつ症状に悩む社員・・
会社は対策に追われる。

従来型の評価の仕方や、マネジメントの仕方を見直す必要
に迫られる。新しい目標の立て方、仕事の進め方を
模索し
取り組んでいかなければ、会社は前に進めない。


                                   読売新聞「コロナ最前線」より

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.noevir-hk.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2550

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ひとつ前の投稿は「職場に革命をもたらすテレワーク」です。

次の投稿は「テレワーク実施の難しさ(2)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36