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職場に革命をもたらすテレワーク

1897 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「職場に革命をもたらすテレワーク」

パンデミックによって世界に広がったテレワーク。
その働き方は、大都市に一極集中してきた従来の姿を
変えようとしている。

I T企業が集中するシリコンバレー・・
テレワークの普及で、家賃の高いこの街から企業が次々
離れていき、空き家が急増している!
リモートワークで仕事ができることから、
賃料が安く自然豊かな環境へ引っ越していくのです。

アメリカでよく目にするトレラーハウス・・
今、爆発的に売れている。
どこで仕事をしてもいいのなら、夏は東海岸ボストン郊外
の避暑地で、冬はフロリダの国立公園と、好きな所へ
移動して仕事ができる。

異変が東京でも起きている。従業員2万人の大手人材派遣
会社パソナグループは、コロナを期に本社を兵庫県淡路島
に移転する・・オフィスの賃料は東京の10分の1に。

「子どもの環境に良い」「東京より物価が安く、安心して
生活できる」など、多くの社員が移住を決めている。
インターネットでリモートワーク・・
どこで働いても同じなら、ストレスのない自然環境の中で
働けるなら、生産性も上がる・・と経営幹部。

コロナ禍で社員のテレワークが定着し、都心に高層の
オフィスビルを構える必要性が薄れてきた。
都心の本社ビルを売却・縮小する動きが、大企業で
広がっている。

電通は、本社ビルに出勤する9千人の出勤率が約2割に
下がり、余剰スペースが出ていることから、3千億円程度
で売却することにした。

日本通運も高さ136㍍28階建ての本社ビルを売却する。
なお両社は、郊外型へ一気に舵を切るまでには至っていな
い。

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