■SNSに怪情報・・即座に輸入
バイデン氏優勢が報じられると、根拠不明の投稿が
急増した。
「機械的に製造されたバイデン票が見つかった」
「死者の名前で投票」
いずれも不正を主張するトランプ支持者から発信された。
直ぐに誤りと確認されたが、日本でも瞬く間に拡散した。
「これは酷すぎる!」 「逮捕しろ!」
「不正選挙でしか勝てない卑怯者」
など、憤りの声があふれ、転載が1万回を超えたものも
あった。
米大学の調査によれば、誤った情報と事実に基づいた
情報が、1500人に届くまでの時間を比べたら、
“誤情報”が6倍速かった。
読売新聞
1890 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康
「新型コロナ/期待を裏切られた時」
菅内閣の支持率が39%に下落し、不支は49%になった。
政府の新型コロナウイルス対策への不満が表れたようです。
感染拡大に伴う緊急事態宣言に対して、様々な意見が
出されている。感染拡大の抑制を期待する声もあれば、
対応が遅すぎる声、また経済ダメージを心配する声もある。
これまで頑張ってきた人は「何をやっているんだ!」と
怒りの感情が生まれやすい。第2波、第3波と感染の波が
押し寄せるたびに、期待が裏切られたように感じてしまう。
これはコロナに限ったことではなく、何をするにしても、
ポジティブな期待は、私たちの行動を支えるエネルギー
になる。
「こうなってほしい」という夢を持ち続けることができれば、
少しくらい大変な状況に直面しても、その期待が実現する
ように頑張ることができる。
しかし、頑張る気持ちが強ければ、それに見合った形で
期待が実現しないと、”落胆”も大きくなってくる。
胸の内で描いていた夢が、急に消えてしまったように感じ
て、自分を責めたり、その夢の実現を妨げている政府に
対して、”怒り”が強くなったりする。
夢と現実のギャップが大きいと、がっかりする気持ちも
強くなるのです。
だからといって「何をしても駄目だ」と期待しなくなると、
やる気を失い、状況は更に悪化する。
それが国民全体の感染防止の取り組みに、「緩みが生じて
いると」思う人が、88%になって表れたのです。
こうしたときは、すべて駄目だと投げ出すのではなく、
マスクを着用する、徹底して3密を避けるなど、今出来る
ことを可能な範囲で実行することが、大切になってくる。
認知行動療法開発センター/大野裕